先日も写真コンクール入賞者が作品に添えた説明文で炎上するという騒動をお伝えしたばかりですが、昨今では著名人の作品や作品に添えた文言から炎上するという騒動の発生も少なくありません。
今回大きな騒動となってしまったのは、世界的なヒット作「ONE PIECE」作者である尾田栄一郎氏の文言。
「ONE PIECE」89巻の表紙カバー裏面にある著者の紹介をする部分に、遊び心からか軍服姿の男性が敬礼する肖像画に以下のようなコメントが添えられていました。
みんなでごはん食べる時
最後に一つ大皿にぽつんと残ってる
からあげとかあるよね。
あいつに名前をつける事にしました。
横井軍曹と。
「横井軍曹残ってるよ!
誰か戦争を終わらせて!」的な。
わからないちびっ子は調べてね。
恥ずかしながら!!
89巻、始まります!!!
もちろん、ちびっ子以外であれば、これらが戦争終結から28年後にグアム島で発見された残留日本兵、故・横井庄一氏を指していることは明白であるため、「苦労された故人を茶化すべきではない」「戦争をブラックジョークにすることは不快感でしか無い」といった批判が殺到する形となってしまいました。
また、添えられている肖像画も何故か故・横井庄一氏ではなく、同じ残留日本兵として終戦から29年後にフィリピン・ルバング島より帰還した故・小野田寛郎氏と酷似していたため、こちらも同様に矛盾点を指摘する声は大きいようです。
一連の騒動には様々な声が寄せられています。
・尾田のギャグセンスの無さが招いた事件だな センスがあればまた違ったかも・・・
・残飯=残留日本兵って事?
・唐揚げの話が全部なけりゃ問題なかった。センスなさすぎ。
・「恥ずかしながら帰って参りました」が流行語になってる時点で世間様もイジってるんだが
・軍艦を擬人化してずりネタにしてるほうがよっぽどひどいと思うんよ
・これは出版社が止めないといけないよなあ 仕事してないのかよ
現在も騒動は沈静化となっておらず、集英社に対する抗議や89巻表紙カバー差し替えを求める動きなどが加速していますが、今のところ集英社や尾田氏側からの公式見解は出されていません。
しかし、息苦しい世の中です。(文◎編集部)
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