今や「コスプレ」という言葉や文化が日本発信の世界的コンテンツとなっている。ハロウィンイベントで市民や子ども達の間にコスプレが浸透したということもあり、メディアでは日々プロコスプレイヤーの活動が伝えられ、企業とコスプレイヤーとのコラボ案件も増えるなどその存在感は大きくなっている。
そんなコスプレイヤーにとってコスプレ衣装でイメージにぴったりな撮影のできるスポットは大切なもので、「コスプレ撮影可プラン有りの宿」とロケーションの良さからコスプレイヤーへの打ち出しを行なっていた長野県内の宿が炎上騒動に見舞われることになってしまった。
宿が用意した案内には東京からの移動例として、JRバスを使った際の2600円という参考価格が記されていたのだが、バスの相場がわからずこれを「東京からの送迎があるのでは」「宿との提携があるからここまで安いのでは」と勘違いしたコスプレイヤーが宿側に『東京から送迎希望になります』とSNSのダイレクトメールにて予約打診をしたことが発端。
これに対し宿側が「こんな質問を受けたのは初めてなので驚きました」「もしかして、未成年ですか?」「基本的な常識の範囲なのでそれがわからないのでは未成年かと思いました」と少々喧嘩腰の切り返しを行なったため、口論へと発展。
そのまま宿側が常識などの見解に相違があるとの理由で利用を断り、コスプレイヤー側が「商売をするのに相応しい態度ではない」と切り返すなど、一連の水掛け論がコスプレイヤー側から告発されることとなった。
この騒動ではコスプレイヤー仲間が宿側をバッシングしたため、宿側は謝罪を行ったが、その謝罪文の中に「ここ数日レイヤーの方々に心無い行為を受けることが続き夫婦共々疲弊」との言葉があったため、謝罪コメントすら謝罪と受け取られないという事態に。
「東京から送迎希望は草」
「争いは同じレベルうんたらかんたら」
「東京から送迎と言っちゃうようなのはそりゃ未成年だと思われてもしかたないなw それを口に出して煽る、もしくは煽りになるとわからない宿側もアレだが」
「店の態度悪いのは間違いないけど、客側も酷すぎるな」
「こんなのも接客しないとやってけないのが接客業 嫌ならやめて他の仕事するしかない」
騒動を静観するユーザー層からは双方の落ち度が指摘されるなどしている。人それぞれの持つ「常識」に相違が生じるというのは当然のこと。これらがトラブルに発展することや、誰かが傷つくこと無く補完されていくことを願いたい。(文◎編集部)
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