「大学生になるまで、携帯電話は持ちません!」
テレビ番組などでそう公言していたのは、NHK朝の連続ドラマにも出演した美人双子女優MKのMだ。小学生でも携帯電話を持っている時代に、「大学生になるまで〜」というのは純朴キャラ作りの一環だと思われた。しかし、Mの高校時代には、カタブツにもほどがあるだろと突っ込まずにはいられない、ドン引きエピソードが本当に転がっている。当時の同級生男性が証言する。
「同級生のほぼ全員が携帯電話を持っていたのに、Mちゃんたちは本当に持っていませんでした。だから、みんな自宅に連絡していましたね。2人とも本当に真面目なんですよ。タレントだから真面目にしていたのではなくて、もともと根が真面目。授業中におしゃべりをすることなど一切無かったはずです」
二人のカタブツぶりが爆発したのは、高校生活にとって最も盛り上がりを見せる文化祭だったという。同級生男性によると、Mは実行委員を務め積極的に文化祭を盛り上げようとがんばっていたという。だが、ある場面を目撃した途端に、表情をガラっと変えて大激怒したという。
「いや、本当にたいしたことじゃないんですが(苦笑)、当時は教室以外の場所で飲食することは禁止だったんです。でも僕らが作業をしていたのが体育館だったんで、その場で食事をすまそうとみんなで弁当食べていたら、Mちゃんが『ここで食べたらあかんやん! なにやってるん?』って怒りはじめたんですよ」
すごいのはこの後のこと。怒ったMは食事を止めさせ、男性同級生らとともに職員室へ行き、「体育館で食事をしてしまいました」とわざわざ罪を告白して謝罪をさせたという。この度を越えた生真面目ぶりにほかの同級生たちも「これは、やりすぎや」と反感を持っていたという。
そんな真面目すぎる学生生活を送ってしまった反動からか、今では立派に女優としてベッドシーンなどのセクシーな演技にも挑戦している。
Written by 村上茜丸
Photo by mjranum-stock
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