Photo by デヴィ・スカルノ回想記 栄光、無念、悔恨
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芸能界一のトラブルメーカーことデヴィ夫人(74)の周辺が慌ただしい。テレビ番組収録中に一般女性を平手打ちした問題について、TBSの津村昭夫編成局長が4日、都内での定例社長会見で「ご迷惑をおかけし、おわびしたい」と謝罪した。津村局長はこの件を「収録中のアクシデント」と説明。番組スタッフが演出として両者をあおったという一部報道には「制作上の演出は一切ない」と否定した。さらには都知事選ではメルマガで投票を呼び掛けて公職選挙法違反の疑いがあるとして警察に警告されたりと、まさに次から次へと問題を起こしている。
「予定調和にならずアクシデントを起こしてくれるデヴィ夫人は、テレビにとっては面白い人材でした。デヴィ夫人はこれまで『面白い企画ならば』とギャラを度外視して、自分の趣味感覚でテレビに出ている、と言われていましたが、それはあくまで一時的なもの。今ではすっかりカネにうるさいキャラになっています」(芸能ライター)
たしかに彼女には大統領の遺産があるらしい(これに関しては様々な説がある)が、そもそもは根っからカネにはシビア。過去には事務所社員と金銭トラブルになったこともあった。広告代理店の社員がデヴィ夫人の懐具合を語る。
「デヴィ夫人の主な収入源はイベントへの出演料、いわゆる営業なんです。テレビで顔を売ってパチンコ営業を筆頭に、ひと現場100万円以上の高額ギャラが期待できるイベントに積極的に出演している。それと、もう一つが例のブログ。実はこの2つの"副業"が収入のメインになっているんです」
かつて、小森純やピース綾部、熊田曜子、永井大らがペニーオークションをブログで紹介するなど芸能人の"ステマ"が叩かれたことがあるが、デヴィ夫人はそんな批判はどこ吹く風。いまだにブログではステマを継続中なのだ。
「彼女は『うまくやればいい』『私は小森純のように批判を受けて尻込みするタイプじゃない。やり続ける』と自信満々です。ステマにも相当こだわりがあるようで、クライアント企業の写真、登記簿などを見て自ら商材を吟味します。『商品が怪しくても会社がまともなら問題ない』というのが自論です。ステマ自体が悪いという考えはなく、そのクライアントが信用できるかどうかで判断しています。この収入が大きいから、デヴィ夫人はブログが大問題になっても止められないんです」
先の都知事選では田母神俊雄を応援したが、「この時も『私はネット利用がうまい。ネットでもガンガン応援しますから』ということで、メルマガに書いたら選挙法違反になった」(前出・芸能ライター)とのことで、そのネットリテラシーには問題は多い。
怖いもの知らずで問題が起きても開き直る、というのもデヴィ夫人の特徴だ。とくに大津市の中2男子自殺に絡み、ブログに写真を無断掲載したとして50代女性に訴えられた件では、最高裁まで争う姿勢を見せるなど、このメンタルが行き着くところまで来てしまった観が強い。すでに一部のテレビマンからは「問題アリ」として敬遠され始めるなど、「パチンコ営業のためにテレビで顔を売る」という戦略にも赤信号が灯っている。やりたい放題だったデヴィ夫人だが、今年はテレビからの露出が一気に減るということもあるだろう。
Written by 阿蘭澄史
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