NHK「うたのお兄さんたち」はなぜ覚醒剤に手を染めてしまうのか 知られざる"中年"の苦悩

2018年09月21日 NHK うたのお兄さん おかあさんといっしょ ブンバボン ワンワン 覚醒剤

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onisan.jpg沢田憲一ホームページより


 警視庁新宿署は、NHKの子ども向け教育番組の元「うたのお兄さん」自称音楽講師、沢田憲一容疑者(49)を覚醒剤取締法違反(使用)容疑で18日に逮捕しました。
2016年にも元「うたのお兄さん」杉田あきひろ氏が同じ容疑で逮捕されていました。NHKの「うたのお兄さん」で覚醒剤逮捕者が続くのはなぜでしょう。

 「『うたのお兄さん』は、数年できるレギュラーのお仕事ですからおいしいようです。辞めた後に、なかなか『うたのお兄さん』超える仕事がなくて現実と理想のギャップを埋めるのに苦しむそうですね。過去肩書きをひきずった講師業や営業は『お兄さん』年齢を過ぎた中年には、痛々しいものです。そんな現実から逃避して、心の隙間を埋めるのには、覚醒剤が手っ取り早かったのかもしれません」(制作会社ディレクター)

 一方、2016年元「うたのお兄さん」杉田あきひろ氏は、初公判で『おかあさんといっしょ』のコンサートツアーをはずされたことを遠因とする供述をしていました。

「NHKはオーディションに落ちた人にも報告の電話をする親切な現場です。売り込みに来たマネージャーが帰ると、民放はすぐにタレントの宣材をゴミ箱に投げ込むのが慣習ですが、NHKは事務所差別もしなくて優しいのです。そんな中で看板のお仕事ですから、かなり甘やかされたと思われます。甘やかしてくれた現場に梯子を外されるのは、我々の想像を絶するショックだったはずです」(芸能プロ幹部)

 多感な幼少期に影響力がある番組ゆえ、OBの不祥事予防にも、NHKは注力しないと看板がドンドン汚れそうです。(文◎星野純連)

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