最近、大物俳優Aの覚醒剤疑惑が一部マスコミで報道されました。芸能人の覚醒剤案件は後を絶ちません。なぜでしょう。
「たとえば今 男性タレントでCM本数が最も多いのは、遠藤憲一さんです。ああいう人は、挫折を重ねて成功したので、過去の栄光に浸ったりしませんよ。違法薬物に走るリスクが多いのは、それとは逆のタイプではないかと」(大手広告代理店幹部)
覚醒剤疑惑の有名人の多くは、過去の成功体験の呪縛から薬物に走っているケースも多い訳です。
「浮き沈みが激しい芸能界では、理想と現実のギャップによる挫折感から、テンションが下がらないように薬物に走りがちです。特に若い時の成功体験を越えることができないことによる挫折感は、周囲の想像を超えます」(芸能プロダクション幹部)
薬物は芸能活動にプラスに働くとの証言もあります。
「覚醒剤は、自分の殻を破って、別の自分を作るので演技力、創作力をパワーアップします。ミュージシャンでも覚醒剤をやっていた時の方が良い曲を作ることができたり、ハイトーンが伸びたりという事例は少なくありません」(音楽プロデューサー)
しかし、依存性が人格を破壊してしまうのは歴史が示している通りです。
「薬物に依存し過ぎて、根拠のない自信が生まれて奇行に走り出すと手に負えません。高い所から飛び降りたり、ビルの屋上等高い所で青姦したりという具合です。国内で顔が知られた俳優だと海外に行かないとすぐに噂が広がって当局に目をつけられてしまいます」(芸能プロダクション幹部)
また、覚醒剤依存者は、被害妄想になりがちで異常なまでに自意識過剰になって周囲に迷惑をかけるようです。
「覚醒剤逮捕前のジャニーズタレントAは『そんなにジロジロ見るなよ』と過剰に他人の視線を感じていました」(芸能記者)
さらには、逮捕された後にも陰謀説を唱える妄想に取り憑かれた事例も少なくないようです。
「『お茶に覚醒剤を入れられた』『ハメられた』と騒ぐのは、覚醒剤依存者のよくあるパターンです。執行猶予付きの有罪判決が出たにもかかわらず、お茶陰謀説を唱えて、冤罪を主張する輩は少なくありません」
薬物には依存せずに殻を破って、ファンを裏切らないでいただきたいものですが......。(文・安倍しんのすけ)
【関連記事】
●紀州のドンファン不審死事件 なぜ妻は『バイキング』に独占インタビューをさせたのか
●自殺、パワハラ、離婚...ついに覚せい剤使用 『仮面ライダー』を演じると"やはり"呪われてしまうのか
●槇原敬之の「パートナー」の事務所社長覚醒剤逮捕で囁かられる噂の真相は