「女子高生に髪を黒く染めろ」と言った学校の教師は教師の資格なし

2017年10月29日 強制 教師 茶髪 裁判

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  茶色の地毛を黒く染めろ。
 大阪府羽曳野市・府立懐風館高校の女子高生がそのように強制され、裁判を起こした。驚くべき事は「たとえ、外国の学生でも黒く染めさせる」と指導している事。
 いや、これは指導ではなく強制・強要である。では天然の癖っ毛の子供たちにもストレートパーマをあてろというのだろうか。


 昨今、ハーフの子ども達が増えてきた。ちょうど20年くらい前から日本人と外国人の結婚が増えてきたように思える。日本に働きにきた外国人の人達が増えた時代でもあった。東京では石原慎太郎都知事の時代である(石原都知事は外国人を排除したが)。

 テレビをつけてみよう。タレントではハーフの人たちが出ていない日はいない。スポーツはどうか。陸上のケンブリッジ飛鳥選手、サニプラウン選手。プロ野球では山崎康晃投手、オコエ瑠偉選手などなど。ラグビー日本代表の松島選手ー、サッカーは酒井高徳選手をはじめ、数えたらキリがない。日本という国を代表して戦うオリンピック選手もたくさんいる。

 髪質がちょっと違う、眼の色も違う。それすら黒くしろというのだろうか。この高校の教師たちは、人間を人間として見ていない。何か変な宗教にでもハマっているのではないか。

 教育は日本国憲法で定められた義務でもあり、権利でもある。人間の尊厳の問題でもある。ここの高校の教師は黒い髪が正しいという、摩訶不思議な価値観に「染められて」いるのだろう。それこそこの高校の教師の頭の中を染め直した方が良い。

 あまりに教師が世間知らずだと、こういう悲劇がおこってしまう。提訴した女子校生は、これを逆に糧として頂きたい。そして成人してから、後輩などに「こうした事が起こったんだよ」と、自分の身に起きた事を伝えていって欲しい。判決に注目したい。(編集部)


 

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髪の色も個性である。

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