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1月15日、ももいろクローバーZの有安杏果さんが、1月21日のライブをもってグループを卒業することを突如発表しました。その理由は「普通の女の子の生活を送りたい」。卒業と同時に所属するスターダストプロモーションとの契約も終了し、芸能界を引退します。
「普通の女の子に戻る」といって芸能界から去ったアイドルは多数いますが、有安さんと関わりがあったということでは、スマイレージ(現アンジュルム)の元メンバー、"ゆうかりん"こと前田憂佳さんを思い出さずにはいられません。
小学6年生の時にドラマ『がきんちょ〜リターン・キッズ〜』(2006年、TBS系)で共演したことをきっかけに、仲良くなった有安さんとゆうかりん。その後、有安さんはももクロに加入し、ゆうかりんはスマイレージ初期メンバーに選出。ももクロとスマイレージは"同期グループ"のような扱いで、音楽番組やライブイベントなどで共演していました。
しかし、2011年10月、ゆうかりんは、大学進学に向けた受験勉強に専念するため、2011年内でスマイレージを卒業し、芸能界を引退することを発表しました。
そんなゆうかりんの引退発表があったその日の夜、有安さんは「今一番やりたいこと」というタイトルでこんなブログを更新しています。
https://ameblo.jp/ariyasu-sd/entry-11059268433.html
「さーて明日から
この参考書と
しばらく頑張って向き合うかーw
将来のことは
まだ全然わかんないけど
今やれることは
とりあえず今精一杯やっとかなきゃって
思うから
きっと将来なにかの糧になるしね
でも
今はなによりも
お仕事が大好きだし
歌が大好きだし
ダンスが大好きだし
ライブが大好きだし
みんなもいるしね
そっちのほうが
今断然私の中で大きいんだよね
やりたいことをやらせてもらってる幸せ
応援してくれるみんながいる幸せ
全部大事にしていきたい」
(原文ママ)
このブログがゆうかりんに向けたものかどうかは不明ですが、有安さんは仕事を続けながら、将来のために勉強すると宣言。実際に、有安さんはももクロの活動の傍ら、日本大学芸術学部に通い、2017年3月に卒業しています。
ゆうかりんのように「大学に行くから、アイドルを辞める」というのであれば、まさに「普通の女の子になる」ということであって、誰もが納得できることでしょう。しかし、有安さんの場合は、芸能活動と大学生活の両立を完遂してからアイドルを辞めるわけです。どちらかといえば、それは「芸能活動に専念する」にはいいタイミングであって、「普通の女の子になる」には不自然なタイミングです。
子役時代から数えて22年間も芸能活動を続けてきた有安さんにしてみれば、芸能界はホームであり、このまま芸能活動を続けることは、決して難しいことではなかったはずです。スケジュール的にきつかった大学時代の4年間を乗り越えたのだから、むしろ余裕もできてきたのかもしれません。
そういう意味では、ももクロと大学を両立させたハードな4年間をまっとうできたという達成感が芸能界引退のトリガーになったのでは...なんてことも想像できます。ゆうかりんに向けたとされるブログを有言実行したうえで、有安さんが今このタイミングで卒業を決めたというのであれば、なんだか妙に納得してしまいます。
おそらく、有安さんにとっては、アイドルであり続けることよりも、「普通の女の子になる」ことのほうが、よっぽどチャレンジングな選択なのでしょう。たとえば「疲れらからやめる」とか、「休みたい」とか、そういうことではなく、前向きな卒業なのです。
余談ですが、ゆうかりんと同じくスマイレージの初期メンバーであり、現在もアンジュルムのリーダーとして活動している和田彩花さんは、2017年3月に大学を卒業し、2017年4月からは大学院に入学、美術史を研究しながらアイドル活動を継続しています。有安さんとはまったく異なる形ですが、和田さんもまた同じくチャレンジングな選択をしているアイドルです。
さて、やはり気になるのは、有安さん卒業後、4人で活動を続けるももクロです。
結成当初はメンバーチェンジが多かったももクロですが、早見あかりさんが抜けてからは5人の「ももいろクローバーZ」という形を作り上げてきました。メンバーもファンも、「5人のももクロ」に少なからずこだわりがあったはずで、有安さんが抜けて5人のももクロではなくなった時点で、解散という選択肢もあったに違いありません。
しかし、4人は「ももいろクローバーZ」という看板を守る選択をしました。「メンバーが減っても、ももクロはももクロ」ということを明示したのです。
つまり、「5人であること」よりも「ももいろクローバーZ」という看板のほうが重要であるという意思表示がなされたわけです。そういう意味では、「ももクロ」という看板さえあれば、どんなグループにも変わっていけるはずです。さらにいえば「5人でなければいけない」という枷が外れたことで、もっともっと自由に進化していくももクロが見られかもしれないということなのです。
ファンにしてみれば、メンバーの卒業ほどショックなことはないでしょう。しかし、メンバーたちが前を向いて進んでいる以上、それを後押ししてあげるのもファンの役目。これからももクロがどう変わっていくのか、期待して見届けようではありませんか。
文◎大塚ナギサ
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