愉快犯的バラエティ番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ公式サイト)
3月14日、お笑いタレントや映画監督として活躍するビートたけし(71)が、所属事務所である「オフィス北野」から独立するとして衝撃が走った。
「軍団など背負ってきたものをいったん下ろしたい」「自分の時間を増やしたい」といった申し出を同社社長の森昌行氏が受け入れたとの円満退職という一報だったのだが......。
この"円満"は徐々に足場を崩していくことに。
まず話題となったのが、たけし氏が長年連れ添う愛人とされるビジネスパートナーと3年前に設立した新会社「T.Nゴン」。
たけし氏の所属が移っただけでなく、ギャラの振込先となり取り分の要求までもが、これまでの「3対7」から「1対9」にするよう求められたという。
これに対抗するようオフィス北野の赤字問題が浮上すると、森社長は軍団メンバーの600万円という借金を肩代わりしたと明かすなど情報は錯綜。
また、軍団メンバーから出される情報も二転三転しており、井手らっきょ氏が「社員の一部に20代で年収1800万円の人間がいる」と発言するも、ダンカン氏が別番組でこれを「勘違い」と否定。
様々な軍団メンバーが騒動を解説するブログを記し、そのまんま東こと東国原氏は森社長の資金繰りを指摘し、「森さんに対して背任とか損害賠償とか法的な措置を考えるべきだったと思います」といった主張を行っている。
そして、4月5日にはまたしても真実は藪の中という展開が発生。
フジテレビの情報番組「直撃LIVE グッディ!」に街頭インタビューにて出演した自称オフィス北野社員が「オヤジ(森社長)がやっていて赤字のわけないじゃん。あれだけ稼いでいるのに。ねえ、お願いしますよ」「みんな(給料が)高くて当たり前じゃん。アンタたちだって給料もらった方がいいでしょ? でも、それ以上に稼いでいるんだからさ」と、さして双方に一方的なデメリットをもたらすような発言をしていなかったのだが......。
この自称オフィス北野社員に対して、森社長が「本物の社員でないことを確認した」と明言し、フジテレビに抗議と事情説明を求めるに至ったのだ。
同ニセ社員疑惑は水道橋博士らも追従するなどしており、フジテレビ側は現在事実確認中。
一連の流れに関しては「もう誰も信じてない テレビやネットは嘘だらけ」「北野たけしの愛人 vs 森社長 が実質の争いなんだろ」「登場人物、全員悪人。」「ニセ社員くらい分かるよバカヤロー!」といったコメントが寄せられている。
インターネット上でも「ライバル関係にある某大手芸能事務所が裏で糸を引いているのでは」、「局や番組が軍団起用を煙たがるまで続くのでは」といった陰謀論が展開されるなど事態は混沌としている。
北野映画にまで影響を及ぼしそうな一連の事案、映画を凌ぐほどの結末が待っているのだろうか。(文◎黒川明)
【関連記事】
●【グッディ!】松居一代会見での『母親への電話』独占は本当に「たまたま」?【フジテレビに聞いてみました!】
●【貴乃花部屋】フジテレビ『グッディ!』コメンテーターのおぞましさ【カンニング竹山炎上】
●【清水良太郎容疑者】「芸能界が覚醒剤に甘すぎる」発言は木村太郎のバラエティ蔑視