TABLO編集長・久田将義 偉そうにしないでください。

【AKB48じゃんけん大会】八百長説、後出し疑惑から逃げない姿勢 by久田将義

2014年09月18日 AKB48 じゃんけん大会 久田将義 八百長説 後出し 疑惑

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janken2014.jpgPhoto by FLASH増刊 AKB48じゃんけん大会公式ガイドブック2014

 

 今年で五回目を迎える、AKB48とその姉妹グループによる『じゃんけん大会』。歴代優勝者は内田真由美、篠田麻理子、島崎遥香、松井珠理奈といった面々で、これまではシングルの選抜とセンターを決めるものだったが、今大会からは優勝特典を変更。今年の優勝者にはソロシングルデビューの栄誉が与えられるという内容になり、NMB48の人気メンバー、渡辺美優紀が優勝となった。

 それと同時に、38枚目となるシングル曲のメンバーも発表。Wセンター体制を採ることとなり、その座には選抜総選挙一位の渡辺麻友とHKT48の新星、宮脇咲良が務めることとなった。宮脇の起用は意外かも知れないが、AKB48グループ(48G)全体の底上げを考えると実はしっくり来るセレクションだ。

 渡辺麻友が本体AKB48専属ということもあり、Wセンターと聞いた時はバランスを考えて、SKE48かNMB48から選ばれるだろうと予測できた。その場合、SKE48なら松井珠理奈か松井玲奈が順当。NMB48は山本彩だろうか。だが、そんな組み合わせでは、これまで48Gが得意としてきたサプライズ感はない。そこで宮脇咲良というのは意外だったが、彼女の将来性と存在感を考えれば宮脇咲良という選択は絶妙である。

 本来、「じゃんけん大会」とはAKB48の選抜メンバー以外を中心に添えた企画だ。メンバーには総選挙とは違う「運」のみで勝負させようというイベントであり、テレビ前の視聴者は元より熱心なファンでも名前が分からないメンバーも多く登場する。実際、近くの席のファンの子たちも、歓声を上げて「じゃんけん大会」を楽しんでいたが、時々「誰?」と囁き合う声が重なっていた。それだけに対戦者二人の人気バランスが大きく偏ることも珍しくない。会場にいて改めて気付いたが、対戦者に向けられる歓声で、彼女たちの置かれた立場がリアルに実感できるため、「じゃんけん大会」も結構シビアなイベントだなと感じた。

 そして、「じゃんけん大会」では毎年のように必ず囁かれるのが「八百長疑惑」だ。最後のMCではそんな世論を敏感にとらえた高橋みなみが「八百長じゃないですよね」と渡辺美優紀に問いかけ、渡辺も改めて完全否定した。

 以前、「総選挙」でも一人で大量のCD購入が問題になった時に大島優子が「色々言われますが、これはファンの方、一人一人の愛です」といった内容のMCで、批判に対して真正面から反論したことが思い出される。

 疑惑つながりでいえば、この日で興味深かったのが、前田亜美の「後出しで反則負け」の一件。前田亜美が相手の大和田南那が出したパーを見て、グーからチョキに変えたというものだ。曰く「指が引っかかった」のだが、ビデオ判定による映像でスローで見ても指が引っかかってしまっている。これが、「パーからグーへ」や「グーからパー」なら、そんな言い訳も通用せずに明らかに「後出し」だが、グーからチョキで指は引っかかる。

 そんな予期せぬハプニングを見れば、彼女たちに対する疑惑は当たらないのではと感じた次第である。

Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)

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