きのう妻がおやつを買いに行くといってなかなか帰ってこなかった。2時間後に帰宅したときホクホク顔だった。ワケを聞いたら「"いぶし銀"を見つけた!」という。
皆さんはご存じだろうか、いぶし銀。私はいぶし銀と言ったら木戸修のイメージしかなかったが「おかき」のことだ。先週の『アウト×デラックス』(フジテレビ)で岡田斗司夫が紹介していたのを見て妻は気になっていたという。そういえば私も見ていて気になった。
口の中が痛くなるまで...尋常じゃない「おかき」の食べ方
岡田斗司夫は「思いっきりリバウンドしたレコーディング・ダイエットの著者」として番組に登場するや「無事生還しました」と宣言。120キロから62キロまで体重を落としたが25キロリバウンドしたという。
その大きな理由が「夜中の俺タイム」。ダイエット前はおかき、チョコレート、サンドイッチ、コーヒー牛乳の「五角食べ」をやっていたが、ダイエット後に気が緩み、おかき、チョコレート、ダイエットコーラに品数は減らしたが見事にリバウンド。
おかきの食べ方がすごい。「一袋終わるまでという食べ方と違うんですよ、口の中が痛くなればそれで終わり」という食べ方。そこからマツコ・デラックスといわゆる「3ケタ倶楽部」の話になる。どうすれば体重が3ケタに達することができるのか。
「空腹感があるから食べるのではなく胃の中に隙間があったら詰める」らしい。本棚に少しの隙間があったらどんどん本を詰めてしまう感覚と同じ。そうすると「120キロまで太れる」という。何か大事なことを言っている気がした。
さてそんな岡田とマツコが実食したのが「いぶし銀」というおかき。とにかく美味そうに食べる。「とんでもないモノを作ってくれた」と岡田斗司夫。あの番組を見ていた人はみんなあのおかきが気になったと思う。
妻に聞くと「いぶし銀」は知っていたが、揚げてあるのでカロリーが高そうと避けていたという。しかしあの実食シーンをみて買おうと決めた。で、何軒かスーパーをまわったが売り切れだったらしい。もともと、どこのスーパーにも置いてあるという商品ではないらしいが岡田斗司夫の影響もあるのだろう。ちなみにネットでは売り切れ続出していた。
さて「いぶし銀」。私たちはボリボリ食べた。これは美味い!
しかし数時間後、ふたりとも胃がもたれたのだ。一気に食べ過ぎた。それにしてもふたりで一袋を食べきれないのに「口の中が痛くなるまで」これを食えるヤツがいるのか。信じられない。
岡田斗司夫の欲望をまざまざと知った日でした。
Written by プチ鹿島
Photo by 鹿島米菓タウンページより
プチ鹿島●時事芸人。オフィス北野所属。◆TBSラジオ「東京ポッド許可局」◆TBSラジオ「荒川強啓ディ・キャッチ!」◆YBSラジオ「はみだし しゃべくりラジオキックス」◆NHKラジオ第一「午後のまりやーじゅ」◆書籍「うそ社説 2~時事芸人~」◆WEB本の雑誌メルマガ ◆連載コラム「宝島」「東スポWeb」「KAMINOGE」「映画野郎」「CIRCUS MAX 」
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