プチ鹿島の「余計な下世話」

正月に"アノ"富岡八幡に行ってみた結果......|連載・プチ鹿島の「余計な下世話」

2018年01月10日 

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富岡八幡宮は江戸勧進相撲発祥の地

 

年越しの「ゆく年くる年」とか正月の初詣中継を見ていて「それじゃない!」という気分になった人は多いのではないだろうか。
果たして「富岡八幡宮」にはどれぐらいの人が集まっているのか? 野次馬としてはそこがとにかく知りたかった。

本サイトの久田編集長は昨年12月7日にあの事件(富岡八幡宮境内にて宮司の富岡長子さんが実弟に日本刀で殺害された事件)が起きてすぐに現場を速報してくれた。

私もその翌週(12月13日)、「荒川強啓デイ・キャッチ!」(TBSラジオ)の中継コーナーで富岡八幡宮に行った。すると本殿をスルーしてある場所に向かう人が少なくなかったのである。それは「横綱力士碑」。

富岡八幡宮は江戸勧進相撲(木戸銭をとって相撲を見せる「興行」)発祥の地なので相撲ファンが訪れていたのだ。そこだけは事件は関係ないような空間だった。

17歳の少年もいた。大分からの修学旅行中で今日は自由行動なので一人で訪れたという。クラスメイトはディズニーランドに行っているなかの富岡八幡宮。相撲好きになったきっかけとかいろいろ話を聞いていると、ふと「横綱力士碑」の奥のほうに黄色いテープが見えた。

それは被害にあった宮司の自宅らしく、警察の規制線が見え隠れしていたのだ。当時は日馬富士暴行事件報道の真っただ中。相撲と富岡八幡宮のネガティブなクロスを感じざるを得なかった。現場ならではの実感だった。

 

現場で色んな人々に話を聞いてみると......

 

そんな経緯があったので「では正月の人出はどうなのか?」が気になったのである。
1月3日、私は再び富岡八幡宮を訪れた。またラジオの中継コーナーで「帰ってきた」のだ。

着いたのは昼過ぎ。その時点の状況はと言えば、本殿までスムーズに行けた。参拝まで待ち時間なし。閑散とまではいかないがやはり空いている印象。
露店のおじさんに話を聞くと例年なら大鳥居から本殿までの約120mは「6列くらいでびっしり行列」という。おじさんは最後に「......(売り上げは例年の)四分の一だね」とボソッとつぶやいた。

では参拝客はどういう気持ちで訪れたのだろう。何人かに話をきいてみた。

「混むから毎年3日に来ているけど並ばずにお参りできたのは今年が初めて。ウチの神様は八幡様だからあの事件があっても変わらないです」(家族連れ、40代男性)
「アレ(事件)とコレ(参拝)は別」(70代夫婦)

多かったのが「八幡様は変わらない」という意見だった。
実は富岡八幡宮の約150mほど隣には「深川不動堂」がある。富岡八幡宮とセットで初詣をする人が多いという。ここに行ってみると盛況だった。本堂まで30分待ち(16時の時点)。

深川不動堂でも話を聞いてみると、意外に多かったのが「初めて来た」という人。

「板橋から来た。初詣は元日に地元の神社に行きました 」(70代女性 50代女性 親子)

今日はなぜこちらに?

「気になったので。いつもなら三が日の最後は明治神宮前などに行っているけど今年はここが話題なので。このあと富岡八幡宮に行く」

初詣は地元ですまして「二件目」は話題のスポットに足をのばす。元日に富岡八幡宮に行くのは嫌だが3日ならまぁ行ってみるかというタイプが何人かいたのだ。

野次馬は私だけではなかった。
今年も宜しくお願い致します。


取材・文◎プチ鹿島

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