「東村山女性市議怪死事件という超有名な都市伝説は大嘘だった」
「感情を捨てて情報にあたるとどうなるか?」という実例として、今回は「東村山女性市議怪死事件」という超有名(だった)都市伝説を取り上げる。
これがいかなるお話かというと、「長年に渡って創価学会を批判し続け、戦っていた女性市議が、創価学会と後藤組によって非常階段から突き落とされて暗殺された」という、一時期はコンビニ売りのムック本などにも掲載されていた都市伝説なんだか陰謀論なんだかといった類の噂話である。
さて、ここからがとても大事。
このお話には"創価学会"という嫌われ者の名前が出て来るが、この文字列を見た瞬間に「創価ならばやりかねない」「創価だから何があっても不思議じゃない」という感情が湧いた方はネトウヨ化の危険性がある。その思い込みや願望を捨てて以下の文章を読めるか否かが、あなたがバカか正常かのリトマス試験紙だと考えて欲しい。
まず私がこの問題とどう関係するのかから説明するが、そもそも私は全く別件で東村山のとあるいざこざを調べて回っていた。知人の元ライターが東村山市議会議員選に当選したのだが、当選直後から他の東村山市議に「アイツは元風俗ライターだ!風俗ライターなんてケガレた職業の人間に市議の資格などない!辞職しろ!」とイジメられ始めたのである。
このとんでもない職業差別を根拠にした発言を繰り返していたのが、今も東村山市議を続けている矢野穂積と朝木直子の両名で、彼らはアムネスティ会員・自由人権協会員・市川房枝記念会維持員と、思いつく限りの(金さえ払えば誰でもなれる)人権だの女性の権利だのといった会の会員なのだ。そんな肩書きを持つ人間が「風俗ライターは汚らわしい!市議の資格ナシ!」と、自身が発行するアジビラや、そのアジビラのWEB版などで散々こき下ろしていたのだ。「こいつらにとって人権ってなんやねん?」という非常に面白いテーマになってしまったため、2007年から何年にも渡ってこの"東村山問題"を追い続けることとなった。
ただ、この話は95年から今現在も続くという恐ろしく長ぁ~~いお話なので、興味のある方はまず下のリンク先をお読み下さい。私が何年か前に半泣きになりながら必死こいて簡潔にまとめた記事です。
【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ 前編(http://ameblo.jp/oharan/entry-10252410588.html)
【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ 中編(http://ameblo.jp/oharan/entry-10252938113.html)
【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ 後編(http://ameblo.jp/oharan/entry-10254695971.html)
【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ 番外編(http://ameblo.jp/oharan/entry-10253621592.html)
どうだろうか?ぶっちゃけあまりに長すぎて途中で読むのが嫌になったんじゃなかろうか?だがこれらの情報は、すべて私を含めた東村山問題の追求チームが目と耳と足でかき集めたものである。皆さんは"読むだけで済む"のだから、我々が味わってきた苦痛に比べたらまだマシだ。
ちなみに、この内容だけでお腹いっぱいになるかもしれないが、東村山問題にはこんなwiki(http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/)もあるので、夏休みの夜更かしのお供には困らないと思う。活字病の人にはもってこいだね。よかったね。
さて、上のリンク先の情報をすべて頭に入れて頂けたという前提で話を続ける。(最後のwikiはマトモに読み込もうとすると情報量が多すぎて発狂すると思うので後回していいです)
何度も何度も東村山に赴いて人と会ったり、雨にも負けず風にも負けず炎天下の中をあちこち歩きまわってみたり、途中で心が折れて東村山一帯の名物である武蔵野うどんの名店をハシゴしてみたり、農家の無人直売所で出物を探してみたりと、何の目的で東村山くんだりまでやって来たのか解らなくなってみたりしながら情報をかき集めた結果、当初の"職業差別問題"はあっさりカタが付いたのだが、先に挙げた自称人権派市議達が錦の御旗のように振り回す"反創価"という強烈な要素には手を焼かされた。
どこの地方議会にもこの手の名物議員やサイコパスの類が生息しているものだが、こいつらが困ったときに自己正当化のために振り回す「だってボクたち創価学会と戦ってるもん!」という言い訳は、切り札として非常に強かったと思う。なんたって"反創価"を謳うだけで、創価学会が嫌いな連中は情報を深く掘り下げもせずヤツらの味方に付いちゃうんだから。
しかもこいつらは"東村山女性市議怪死事件"の主人公である、朝木明代という万引きがバレたり議席譲渡問題で追求を受けたりして追い込まれて飛び降り自殺した(と思われる)市議の同僚(矢野穂積)と、実の娘(朝木直子)なのだ。その2人が「創価学会と戦って殺された母の遺志をついで~」と言って回るのだから、連中を追求している我々は創価学会の手先かのように喧伝されることになる。
(文体がいきなり崩れます)
何が悲しくてこのオレが創価のために働かなきゃイカンのじゃボケ!どいつもこいつも選挙のときだけ馴れ馴れしく話し掛けてきやがって!オレの板橋の地元の友人なんか親子3代の学会員で、そいつが学会を辞めたいと言ったら板橋の支部に軟禁されて毎日ネチネチネチネチ代わる代わる説教されたんだぞ!どんな宗教を信仰しようが人の勝手だろ!いまどき折伏すんなボケナス!何が「信心が足りない」だバカヤロウ!オレの知る限り地元の信心深い創価学会員は判を押したように貧乏そうだったけどアレはなんで?信心深ければ幸せになれるとか言っときながら、とっても信心深い学会員一家が不幸が続いて離散したりとか当たり前にあったんだけど?生活レベルが高いとはいえない家だったのに何十万だか何百万だかする立派な御本尊様を買って朝昼晩と拝んでたのにお父ちゃんがアル中でぶっ倒れてお母ちゃんが闇金に手を出して息子が家出して一家離散て。あれでまだ信心が足りなかったのかよ(笑)
(文体が戻ります)
そんな創価アレルギーを持つ私が、この両市議を敵に回したがために「荒井が創価に寝返った」だのと言われ、後に維新政党・新風の副代表だった瀬戸弘幸(ネトウヨの大本)らが参加してからは「荒井は成りすまし朝鮮人だった」が加わり、何人か人間関係を整理することになった。
お前らバカだから解るまで何度でも言ってやるけどな、何が事実で何が嘘かを判断するのに感情は邪魔なんだよ!創価が嫌いでも朝鮮人が嫌いでも、そいつらの主張の方が正しい場合だってある。オレらに出来ることは、どれだけ偏らず、感情を捨てて、冷静に情報と向き合えるかだけだっつうの!調べて調べて調べ尽くした結果「創価学会の言い分の方が正しかったです」という結論が出たら、それはそれで仕方ねえだろ!どっから見たって白は白だし黒は黒なんだよ!てめえら好んで「朝鮮人はウソも言い続ければホントになると思ってる劣等民族だ」くらいのことを言うけどよ、まったく同じことをやってんじゃねえか!結局お前らも憎くて憎くてたまらない朝鮮人と同レベルの人間だってことだろ?おめでてーな!
(ごめんなさい文体が戻っていませんでした)
という訳で、東村山問題に関わって膨大な量の情報と向き合って精査した結果、あれだけ大嫌いだったはずの創価学会の疑いを晴らし、"東村山女性市議怪死事件"という有名な都市伝説をぶっ壊すことになってしまったのです。
正直言うと、私も陰謀論系のアングラ本なんかを読んでただけのときは「東村山の女性市議が創価学会に殺されたらしい」と思い込んでいました。冒頭で偉そうな言葉を吐いたワタクシではありますが、私こそがそもそもネトウヨと呼ばれ出した第一世代であり、そりゃもう電脳空間に黒歴史しかないような有り様でございまして、会社で尻の穴にフリスク突っ込んでオナニュしてみたwwwだの興味があったからスカトロビデオで男優やってみたwwwとか、いくらでも傷が出て来るんだよクソヤロウ!てめらごときTwitterでちょっと炎上したからってアカウント削除してトンズラこくようなヘタレとは気迫が違うんだよ気迫が!覚悟がねえなら最初からネットで目立とうとすんじゃねえよバカ!ついうっかりスケベ心で♀にオイタしちゃったら実は相手がメンヘラーで延々と付きまとわれたりネットで死ぬ死ぬ詐欺をやられたり大変なことになったなんて経験を2度3度積んでからがスタートだ!知人にエッチなことが大好きな韓国人女性を紹介されてウホホーイってナニがアレしたら即日奥様にバレたなんて経験をしてから物を言え素人童貞どもが!
(文体が戻ってないどころか更に狂ってますね)
(新しいお薬出しときましょう)
でまあ長くなりましたが、感情を捨てて情報と向き合うってのは、苦労も多いし、決して自分にとって望ましい結末を迎えられるという訳じゃないと。それだけ伝わえればもういいです。連日の暑さのせいで日本語が不自由になっているので、今日はこの辺で失礼します。さよなら。
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Written Photo by 荒井禎雄