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TBSラジオ『永六輔の誰かとどこかで』、46年の歴史に幕。ここ最近は滑舌の悪さゆえ放送を打ち切る地方局も出てきていたそうなんですけど、ボクに言わせればそこがいいのに! 正直、ボクも最初は永さんのフガフガした滑舌の悪さを面白がってました。でも、『土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界』における外山惠理アナの完璧な通訳ぶりに感動したり、ある時期から劇的に永さんのトークが聞き取りやすくなったことにも感動したりと、ラジオってリスナーとの距離が近いせいか、なんだか実の家族みたいな気分になってくるんですよね。健康状態が気になって、それを確認するために番組を聞くようになったりで。放送中ほぼ発言もなく、たぶん居眠りしちゃってるんだろうなってこともあるんですけど、スタジオに居てくれさえすればそれでいい。永さんはそんな精霊みたいな存在になっているので、『土曜ワイドラジオTOKYO』のほうはなんとか続けて下さい!
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Written by 吉田豪
Photo by 無名人のひとりごと/金曜日
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