板東英二、謝罪会見で「カツラは経費として落ちるので、植毛も大丈夫かと思っていた」と、なぜか脱税疑惑ではなく脱毛疑惑についてカミングアウト。「税について無知だった」という釈明も衝撃的だったわけですけど、『板東英二の金はこうして儲けるんや』(86年/主婦と生活社)の第4章が「社長になって"脱税"せえへんか」で、「ついでに非合法な節税の仕方も教えまひょ」と読者に説いていた過去を忘れちゃったんですかね? 「ときどきタレントさんが脱税騒ぎに巻き込まれるでしょう。あれなんか典型的なパターンですわ。タレント側が経費としたもんを、税務署の担当官が『ノー』と言うだけのこと。脱税でもなんでもない。スケープゴートですわ」というこの本の記述が思い出される展開ではあるんですが、「結局、見解の相違なんですわ。こっちのほうは経費と見なして申告したのが、税務署側は認めないという。だから、私なんかわからんことがあったら、必ず税務署に聞きに行きます」とも書いてあったぐらいなので、そのレベルのことがわからなかったとは考えられなかったりします。
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Written by 吉田豪
Photo by 天然 板東英二のゆでたまご伝説/ワニブックス
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