タイの片田舎で"原石バービア嬢"と飲むことがどれだけ至福であるか|本誌記者潜入中『世界の怪しい酒場』第4回

2018年01月15日 

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メコン川を眺めながら飲む「ビアリオ」は格別

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中心部のバービア群「ウドンディ&ナイト」。嬢のレベルは厳しい

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ママさんと娘のJCしかいない客ゼロのバービア

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バービア嬢のジュンちゃん。素朴さがたまらない

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ウドンで食べたおかゆはタイ語で「カオトム」

 


タイの旅行先と言えば、首都バンコクや北部チェンマイ、東部のリゾート都市パタヤなどが定番ですが、東北部(イサーン)の田舎町も渋い魅力があります。
古き良きタイの"のどかさ"が残っている一方で、同国の中では貧しい地域でもあり、愛好家の間では、都市部のゴーゴー嬢やカラオケ嬢ら風俗嬢の供給地としてもよく知られています。

今回はイサーンを代表する県の一つ、ウドンタニー県を訪問しました。バンコクからは陸路で行けますが、片道約8時間のバス移動はオヤジには過酷。飛行機ならわずか1時間で、格安航空会社(LCC)のエアアジアやノックエアなども就航しています。

ウドンタニーでは2012年、複合商業施設「セントラルプラザ・ウドンタニー」がリニューアルオープン。昼に暇を持て余す心配もなくなりましたが、イサーンらしいひと時を過ごしたければ、隣のノンカイ県に足を延ばしてみる手もあります。

ノンカイには東南アジア最長のメコン川が流れており、ラオスとの国境を隔てます。川の対岸はラオスの首都ビエンチャンで、「タイ・ラオス友好橋」をわたって入国することもできます。

メコン川のほとりで飲むビールは格別の一言。雄大なメコン川をぼんやり眺めていると、人生や仕事のちっぽけな悩みなどどうでもよくなってくるから不思議です。

ちなみに、タイで一番飲まれているビールは「シンハー」でも「チャーン」でもなく、実は価格が手ごろな「ビアリオ」です。業界関係者によると、ビアリオは同国のビール市場で約7割のシェアを握っているとされ、堂々トップとのこと。

 

ウドンタニーの実力は「夜」にある

 

夜のウドンタニーは「ウドンデイ&ナイト」と「ナティーパーク」という2か所のバービア群がメイン。ウドンディ&ナイトに入居するバービアに入ると、客は自分以外一人もいません。店側もママさんと、ママさんの仕事終わりを待つ中学生の娘さんのみという状況。JCを席に呼んで飲むわけにもいかず撤退しました。

その後、ナティーパークを千鳥足で歩いていると、「オフィス」というバーで原石を発見。さっそく一杯おごって話を聞いてみると、ジュンちゃんは21歳で、地元ウドン出身とのこと。安物のTシャツとGショックもどきの腕時計を身に付け、型落ちアイフォンを愛用しています。

「バンコクやパタヤに出稼ぎに行けば、もっとかわいい服や新しいスマートフォンを買えるようになるよ」と誘惑すると、「バンコクやパタヤには友だちもいないし、怖い。ぜいたくな暮らしはできなくてもいいから、ウドンでのんびり働きたい」とジュンちゃん。タイ人娼婦の拝金主義に嫌気が指している私は、ジュンちゃんの素朴さに感激し、もう一杯おごってあげました。

ジュンちゃんおすすめの、深夜まで営業しているおかゆ屋でシメ。タイのおかゆは、米粒が残っている「カオトム」と、原形がなくなるまでトロトロに煮込んだ「ジョーク」の2種類あり、どちらも日本人の胃袋にぴったりなので、お試しあれ。


取材・文◎新羽七助

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