選手たちを「上げて」おいて「落とす」マスコミ
カーリング女子については、弊サイトで触れましたが(http://tablo.jp/case/news002926.html )、確かに「カーリング女子」でググると僕のPCでは次の予測ワードに「嫌い」が出てきます(写真1)。「嫌い」という一定層がいるのは事実なようです。同時に「好き」という人も確実にいるでしょう。
写真1
一言、言っておきますがオリンピックに出場する事自体、アスリートとして凄いのでそこは文句のつけようがないです。オリンピック出場選手はみな、天才です。
僕はラグビー選手でしたが同級生、後輩には、高校日本代表や日本代表候補選手がいたような高校でした。花園も出場しています(明大中野高校です)。彼らは練習からして違いました。足に羽根が生えているのかと思うほど速い選手。どう鍛えてもかなわないという強烈な肉体を持つ選手。皆、同世代なのに。
「天才アスリート」っているものだとつくづく感じました。
カーリングも同様です。それ以外のスポーツも。
カーリング女子(以下、カー女子と略します)に関しては、ルールすら分からないくせに「何となく可愛い」というイメージをメディアが作り上げたことに関して、「嫌い」という人がいるのではないでしょうか。そういう意味ではカー女子は「犠牲者」と言えるのかも知れません。
とは言え、オリンピック(やその他のスポーツ)で調子に乗って失敗しちゃった選手がいるのも事実。メディアは罪作りです。
かつて田島寧子さんというシドニー五輪で銀メダルを獲得した選手がいました。「金がいいですー」というコメントが受けてテレビに露出。女優宣言をしたものの世間からは「勘違い」と叩かれました。
テレビで勘違いしちゃったアスリートには、この田島さんと、もう一人、なでしこJAPANが全盛期だった頃の丸山桂里奈さんがいらっしゃいます。
水着グラビアで話題を呼びましたが「なでしこ 丸山」でググるとご覧の通り(写真2)。性欲がどうのバラエティで言い出したり、ヤバいです。
写真2
それでは田島さん、丸山さんを試金石に、これからメディアに踊らされる選手がいるのかどうか、各選手の様子を見てみましょう。
・羽生結弦選手
この人はもう、テレビ慣れしているので今さらテレビに出ても、前記の試金石の二人のように、はしゃぐ事もないでしょう。ただ帰国記者会見で「家庭を持つ事について」と聞かれた時、「難しいなー」とユヅリストに気を遣った発言が可哀そうでした。23歳の若者は恋愛ぐらいするでしょう。ユヅリスト怖いです。
・高木那奈、高木美帆姉妹
高木姉妹もテレビ出演で特に浮かれる事なくコメントしていました。北海道の女子は芯が強いのか。
・高梨沙羅
カーリング女子が「かわいい」でモテはやされましたが、高梨沙羅選手のメディアの扱い、酷すぎませんか? バラエティに出演したりCMにも起用。メダルも取ったのにコメントをメディアが大きく扱う事はほぼなかったと言ってよいのではないでしょうか。
確かソチ五輪から今回、「可愛くなった」でまた叩かれていました。金メダルが期待されていましたが今大会は銅でした。
「あれほど持ち上げていたのだから、銅メダルで褒めてやれよ」と思ったのは僕だけでしょうか。
前記したように、オリンピックは天才たちの祭典です。出場する事自体、常人ではない才能の持ち主です。天才の頂点を極めるのがオリンピックです。銅メダル、もっと讃えても良いのではないでしょうか。特に、持ち上げていたメディアです。いったん、持ち上げたらその責任を取れよ、と思う次第です。
......いや、メダルを取っていない選手たちもです。天才たちお疲れ様と、言ってあげるべきです。ざっと見たところ、ほとんどそういう意見がないので弊サイトで言っておきます。(文◎久田将義)
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