愛媛県松山市を拠点に活動する農業アイドル「愛の葉Girls」メンバーの不可解な死

2018年04月05日 V6 ヲタク 地下アイドル 孤独死 愛の葉Girls 自殺 農業アイドル

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chikaidol.jpg愛の葉Girls「ベリーベリー」


 アイドルやヲタクの中には新しい命を授かる人もいれば、当然のことながら命を失う人もいます。

地下アイドルの有坂愛海が先月20日、ブログを更新し、亡くなった自身のヲタクにまつわるエピソードが大きな話題を集めています。
 そのヲタクは10年間、有坂のほとんど全てのライブに参加していましたが、突然ライブに来なくなりました。心配した有坂は名前だけを頼りに自宅を突き止め訪問。
 するとそのヲタクは亡くなっていて、身よりもなく葬式も行われなかったことが判明。そこで有坂はそのヲタクの追悼ライブを4月11日に開催すると発表したのです。


 ヲタクの死を巡るハートフルな美談が注目を集める一方、自ら命を落としたアイドルもいます。

 農業アイドルとして愛媛県松山市を拠点に活動する「愛の葉Girls」の大本萌景さんが21日に、16歳の若さで亡くなりました。死因は自殺です。
 この一報は、アイドル運営ではないところから発信されました。愛の葉Girlsの複数のヲタクが22日、大本さんの自殺をツイートしたのです。親族の希望でヲタクの方々にも見送ってほしいと、告別式の日程も拡散しました。

 しかし一方、23日になっても愛の葉Girlsの運営からは何も発表されませんでした。しびれを切らしたヲタクの一人が事務所に怒りの電話。所属アイドルが自殺したにもかかわらず、事務所の女性は笑いながら返答。次に電話を代わった事務所の男性からも何も話すことはないと突っぱねられたそうで、ヲタクは怒り心頭。
 その後、愛の葉Girlsの公式サイトに「諸事情により」活動休止とのみ掲載されました。

 ここに一つの噂が今、立っています。

 大本さんの友人を名乗るTwitterユーザーが自殺の理由を「社長の裏切り」と答えていて、「今回の件で事務所は協力的ではない」と明かしているのです。
 もちろん、これが真相とは断言しませんが、他のヲタクも大本さんの親族が事務所側からは詳細を発表しないでほしいと要望があったことを明かしたり、ヲタク経由でこの一件に関する詳細が拡散されたりしたことと辻褄が合います。

 2月末にニュースサイト「THE PAGE」のインタビューに、事務所社長と大本さんが2人でインタビューを受けています。
 大本さんは「自分がつくった野菜を家族とか友達とかに届けたときの、みんなの笑顔を見て、あ、農業やってよかったって実感したんです」と答えており、アイドル活動だけでなく農作業にも前向きで、事務所社長との信頼関係も伺えます。
 仮に「社長の裏切り」が真実だとしたら、相当ショックなことがあったに違いありません。一人の若きアイドルが自ら命を落とした今回の出来事は、今後も後を引きそうです。

 とはいえ、死という選択は決して自ら選ぶべきでないでしょう。

 もし、アイドル活動が死ぬほど辛かったら逃げるべきです。アイドルにとってアイドル活動は自らの全てのように感じるかもしれませんが、人生の中のほんのほんの一部に過ぎません。一人で抱え込んで悩むべきではありません。
 もっとも、アイドルの死は親族や友人はもちろんヲタクにとってもツラいものです。アイドルとの別れくらい、ステージから去る後ろ姿をフロアから大声で名前を叫んで送りたいものです。(取材・文◎杏)

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