速報・新型レクサスで通行人を轢き殺す――かつてロッキード事件で名を馳せた元鬼検事といた「謎の女性」

ls.jpg最先端の安全装備が自慢のレクサスLS。庶民には絶対に買えない価格(オフィシャルサイトより)

2月18日、警視庁が広報発表した交通死亡事故に関する文書には、警視庁クラブに所属する事件担当記者にとって知らぬ者はいない超有名人の名前が記載されていた。
東京・港区の路上で急発進し、歩道にいた男性(37)を跳ね、死亡させたのは元東京地検特捜部長の石川達紘弁護士(78)が運転する新型レクサスだったのだ。

「男性は搬送先の病院で死亡が確認され、石川弁護士も右足を骨折しています。警視庁高輪署は運転操作を誤った可能性があるとみて、自動車運転処罰法違反の疑いも視野に調べています」(社会部記者)

石川弁護士は62年に中大法学部に入学し、22歳で旧司法試験に合格。任官同期には原田明夫元検事総長など錚々たる人物が名を揃える。

「石川弁護士は東京地検特捜部にいた時代はロッキード事件などの捜査で名を挙げ、89~91年に特捜部長として活躍し、『Mr.特捜』と恐れられた鬼検事だった。その後、東京地検次席検事としてゼネコン汚職事件を指揮。福岡、名古屋の両高検検事長を経て01年に退官し、弁護士として活動していました」(同前)

01年に退官後は日本興亜損害保険、パイオニア、北海道銀行、セイコーエプソンなど、有名企業の取締役、特別顧問、監査役などを歴任した。そんな石川弁護士の名前が久方ぶりに取り沙汰されたのは、約5年前のある事件がきっかけだった。

「みのもんたの次男が港区内の路上で財布を盗もうとしたとして窃盗未遂容疑で警視庁が逮捕しました。そのとき、みのさんは旧知の石川弁護士に弁護を頼んだのです。高い弁護料を支払った甲斐があり、次男は不起訴という大甘の処分になりました。辣腕の石川弁護士が検察に掛け合ったのでしょう」(同前)

だが、検察庁退任後の生活は、秋霜烈日を掲げる元『Mr.特捜』らしからぬものだったという。石川弁護士を知る司法関係者が声をひそめていう。

「検察時代の実績を引っさげ、黙っていても顧問料は唸るほど入ってきたといいます。顧問料などを含めると全盛期では年間1億円以上。本人は左団扇で第二の人生を謳歌していました。金を持ち始めてから彼の生活はガラッと変わってしまった」

銀座に足繁く店に通い、高級クラブをハシゴする悠々自適な生活を送っていたというのだ。前出の社会部記者によると、交通事故を引き起こしたのは早朝7時だが、その日は〝深い仲〟のホステスとゴルフ場に向かう予定だったという。

「現在、石川弁護士は奥さんとは熟年離婚に向けて話し合いをしている最中と聞きましたが…」(前出・社会部記者)

〝老いらくの恋〟に落ちた鬼検事は今後、どのような身の振り方をするのか。

取材・文◎中山桃子