「重体説」米CNNが報じた金正恩、すでに妹を「後継者」に決めていた
米CNNは21日、米当局が、北朝鮮の金正恩党委員長が手術後に危険な状態にあるという情報を注視していると伝えた。
一方、これに先立つ20日、韓国のデイリーNKは北朝鮮内部の消息筋の話として、金正恩氏が最近、心血管系の手術を受け、現在も地方の特閣(別荘)で治療を受けているもようだと報じた。
いずれにせよ、気になるのは北朝鮮の今後だ。
韓国紙・中央日報(日本語版)は2月21日、脱北者の安燦一(アン・チャンイル)世界北朝鮮研究センター理事長が前日、自身のユーチューブ「安燦一TV」で、「昨年10月に金正恩が白頭山(ペクドゥサン)を訪問した際、随行した幹部に『私の後継者は(妹の)金与正同志』と話した」と伝えたことを報じた。
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同紙によると、安燦一氏はこの中で、「金正恩の健康が良くないため、1月にフランスの医療関係者が極秘で平壌(ピョンヤン)を訪問して金正恩を治療した」としながら、「若い年齢(36)にもかかわらず健康が良くない点が後継者指名を急いだ理由であるはず」と説明し、さらに「トランプ政権が米国に敵対的な人物を相次いで除去している点も意識した可能性がある」と付け加えたという。
これと同様の分析は、すでに他からも出ていた。