アイドルが「お前らルール守れよ」と厄介ヲタクに鉄槌! ”マジギレ”事件簿まとめがカッコイイ!!!
チームしゃちほこ「JUMP MAN」
アイドルのライブで前代未聞の事件が起きました。愛知県名古屋を拠点に活動する「チームしゃちほこ(現・TEAM SHACHI)」が10月22日にZepp Nagoyaにて開催したワンマンライブでの出来事です。この日は、メンバーの伊藤千由李さんの卒業ライブでもありました。
ライブ序盤、「トリプルセブン」の曲中、咲良菜緒さんが突然、客席に向かって「おい! お前らルール守れよ! 卒業なの! おい! ルール守れないなら後ろ行ってね」と怒鳴ったのです。どうやら最前列にいたヲタクが、禁止行為である「マサイ」と呼ばれる連続ジャンプをしていた様子。これを目撃した咲良さんが激怒したのです。
その後のMCで、咲良さんは「さっきは怒鳴りましたが、今日は千由の大事な卒業の日ですよ。私たちは最後の日にそういう泣き方したくないので、分かった?」と持ち直し、「次やったら一番後ろだからね。いい番号かもしれないけど、一番後ろだからね。分かった? よろしくお願いします。すいませんでした」と諭すように語りました。
この衝撃の激怒に、Twitter上では「個人的に今日のライブで菜緒ちゃんの評価急上昇」「菜緒ちゃんかっこいいイケメンやわ」などの大量のコメントが殺到。その晩、公式ブログが更新され、マネージャーから「一部の方とライブ鑑賞マナーの認識の相違によるトラブルがございました」と謝罪し、ライブの禁止行為が投稿されました。
果たして過去に、今回のようなアイドルのマジギレ案件はあったのでしょうか? Twitterで情報を募集したところ、指原莉乃さん(HKT48)、玉井杏奈さん(当時PASSPO☆)、ファーストサマーウイカさん(当時BiS)、あのさん(ゆるめるモ!)、南菜生さん(PassCode)などが、ライブで激怒していたとの目撃談が寄せられました。しかし、映像があるものを確認してみると、盛り上げるための煽りであったり、笑いに変えているものであったり、マジギレとは少しニュアンスが異なるものがほとんどでした。
「解散するしないの問題じゃないんだよ!」
アイドリング!!! 統括プロデューサーが激怒
ただし、「アイドルライブでヲタクがジャンプをして激怒」という事件は過去にも存在します。2015年に開催された対バンライブ「Happy Jam」でのアイドリング!!!のステージでのこと。マジギレしたのは、アイドルではなく統括プロデューサーの神原孝さんです。
ライブ中に最前列のヲタクがジャンプを繰り返すと、パフォーマンス中に音楽がストップ。突然の出来事に怒号が飛び交う中、神原さんが最前列に登場し、「こうなって誰が一番悲しむんだよ! メンバーだよ!」「それでいいのかって聞いてんだよ! 黙ってんじゃねえよ!」と怒りを顕にしました。「どうせ解散するんだろ」と野次が飛ぶと、神原さんは「解散するしないの問題じゃないんだよ!」と逆上。
ステージに残されたメンバーは戸惑い、中には過呼吸になった人も。現場は大惨事となり、この一件は「神原ストップ」と呼ばれ、一部で語り草となっています。
HKT48田中美久さん、
ヘイトを連投するヲタクに激怒し称賛
ライブのステージ上ではありませんが、配信動画アプリSHOWROOMでヲタクにマジギレし注目を集めたアイドルがいます。今年の選抜総選挙で10位にランクインし、高い人気を誇るHKT48の田中美久さんです。
韓国のオーディション番組「PRODUCE 48」に参加するなど、韓国にもヲタクが多くいる田中さん。今年8月にSHOWROOMで配信していると、ハングル文字のコメントが流れてきました。すると、ある日本人のヲタクが「韓国人氏、ね」「韓国人キ、モ、イ」などヘイトを連投します。
これに対し、田中さんは「うるさい、君! 私のファンの人のこと書かないでください! 韓国の方をバカにしないでください! 本当に出ていってください!」と一喝。ヘイトを拒否し、勇気を持って自らのヲタクを守った発言に、「みくりん、素晴らしい」「ますます好きになりました」など、多くの称賛のコメントが寄せられました。
アイドルは本来、怒りをみせるべきではないのかもしれません。しかし、ヲタクを守る果敢な行動は、むしろ心を強く揺り動かすものです。(取材・文◎杏)