みのもんた、10年前から「法律」に疑問か…『ほぼ日刊 吉田豪』連載66
みのもんた司会『ザ・ジャッジ!』(02年/フジテレビ出版)の番組本を購入。これは『行列のできる法律相談所』の元ネタというべき「法律トラブルのVTRと、それをジャッジする弁護士」の番組だったわけですけど、いまにして思えば地上波で放送していた法律バラエティ番組の司会者が2人とも法律上の問題で大変なことになったのが興味深いです。『ザ・ジャッジ!』のアシスタントが千野志麻だったということも含めて。そして、法律の番組を司会していた癖に!と突っ込まれることになったみのもんたが、後書きで「法律というのは実にクールです。どのようなケースも血も涙もなくズバッと裁く。もちろんそうでなければいけないのですが、僕個人としては『杓子定規だ』『時代にそぐわない』と感じることが少なくない」「法律は僕らの市民生活やプライバシーを守ってくれる集団生活には必要不可欠な存在です。しかし一方で、僕らの生活を縛るものでもあります」「もちろん法律はマモラなければなりません。けれど『それはおかしい』と感じることも大切だと思うんですね」と、当時から法律への疑問ばかりアピールしていたことも、やっぱり興味深いです。そんなわけでみのさん、この本さえあれば「法律トラブルを完全解決!」してくれるらしいですよ!
【前回記事】
前園、松雪弟、ヤンジャン編集長の連続タクシー暴行事件…『ほぼ日刊 吉田豪』
Written by 吉田豪
Photo by 夜の虫/みのもんた
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