茨城県一家殺傷事件 岡庭容疑者は30Km以上離れている被害者宅をいかにして走破したのか 実際に走行してみた結果
2019年9月、夜中未明。茨城県境町にある小林光則さん宅に不審者が侵入。小林さんと妻の美和さんを刃物で殺害した事件が起こりました。まずはお二人のご冥福をお祈り申し上げます。
現場は田畑が広がり、県道から脇に入ってしばらく行った場所にあり、あたりに家々はほとんどなく灯りも見えない状態だったと思われます。小林さん宅はまさに「森の中の家」のようでした。近くに釣り堀があるのが目印で、土日祝日は釣り好きの人が集まる場所です。小林さん宅は曲がりくねった農道を行った途中にあり、ナビを入れても夜だと迷ってしまうほどです。
似たような事件で言えば、世田谷一家殺人事件があります。東京都世田谷で起きたこの事件も被害者の宮澤さん宅へは、地元のタクシーでさえも迷うほどの細かい道です。農道を開拓したからそうなったのか。近くに世田谷城があり、攻め込まれないように迷路のような道にしたのか、両論に分かれています。
土地勘がなければ世田谷一家殺人事件も茨城県境町一家殺傷事件(3人の子供たちは傷を負ったが命に別状なし)も犯行を成し得なかったであろう事件です。世田谷一家殺人事件はいまだに犯人逮捕となる手がかりはありません。もしかしたら茨城県境町の事件もそうなってしまうのではと、世間が思った矢先、埼玉県三郷市在住の岡庭由征容疑者が逮捕されました。