女性ギタリスト「はんな」が茶農園とコラボ フランス人ソムリエ、ステファン・ダントンさん経営の「おちゃらか」を訪問
秋元康プロデュースのザ・コインロッカーズでHANNAとして活躍し、今春から、静岡県・川根本町の茶農園「丹野園」とコラボする、ギタリスト「はんな」が、東京・人形町のティーショップ「おちゃらか」を訪問した。
「おちゃらか」 は、180種類のフレーバーティーを開発した、フランス人ソムリエのステファン・ダントンさんが営む店。水出しのフレーバーティーには、川根茶が使用されている。
南は鹿児島県屋久島町、北は新潟県村上市まで、豊富なお茶を取り扱う同店は、今年20
周年を迎えた。さまざまな香りを楽しめる緑茶やほうじ茶などの商品を販売し、カフェでも提供している。
川根本町茶業振興協議会、公益財団法人世界緑茶協会等が表彰されたステファンさんの話に、中長期のお茶とのコラボを視野に入れたはんなは、感銘を受けた様子だ。
「川根本町は山間部にあるので、岩の上に浅い根を張って生えていたり、葉が小さく厚みがある等の特徴をうかがいました。焙煎の香りがするので浅蒸しで入れる等、産地の特性を活かし、お茶の売り出し方を教えて頂きました。コンビニでフランス産のワインが売られているように日本茶を世界に売りたいというステファンさんの情熱に感動しました」
ステファンさんのフレーバーティーは、アラブ首長国連邦のドバイ、カタール、タイ、インドネシアなど海外でも人気で輸出されている。
「浅蒸しの川根茶に日本独特の植物の香りから、駄菓子、日本酒、champagne、コーラ、チョコミントまで香りの種類が豊富なフレーバーティーにびっくりしました」と はんなは述べた。
はんなと川根茶の出会いは、楽器の町、東京・御茶ノ水。楽器店で販売されている「楽茶」が川根本町の丹野園で作られていたことに関心を持ち、探求が始まった。(文・写真提供@霜月潤一郎)