維新・藤田代表の名刺晒しの意図するもの 自民党へ波及はあるのか

しんぶん赤旗の報道、いわゆる「公金還流疑惑」で維新が揺れています。そして、それは与党自民へも波及しかねないとの見方が出ています。
日本維新の会、藤田共同代表は記者会見を行いました。その際の態度が「傲慢ではないか」(主旨)といったような批判が出ていますが、今回はXに投稿した赤旗記者の名刺を声明文に添付した件を見てみます。
第一印象は子供っぽいなという事です。こういうのは、旧2ちゃんねるでたまに見られていたようなやり取り(喧嘩)でした。記者の名刺を添付する意味がよく分からないのですが、普通に考えてみれば一種の圧力に近いものでしょう。記者のメール会うドレスのドメインが一部、隠してあるというのが藤田代表の見解でしたが、こんなもの誰でもすぐに解読出来るでしょう。2ちゃんねる時代のやり取りでもありますし、Twitter時代にもこういった名刺の添付はあったように記憶しています。ただそれは、社名と名前だけは明らかにし、連絡先は黒塗りだったように思います。
記者の名前と所属を明らかにする事は別に問題ありません。記事も署名で書いてあるところも増えてきました。しかし、あえて名刺を晒すのはどういう効果があるのか不明。
会見で藤田代表は「共産党の機関紙だから」といった事を言っていましたが。これも意味不明。機関紙だと名刺を晒して。独立した報道機関だと名刺を晒さない理由がどこにもありません。
素直に「共産党に敵意を持っているので感情に任せて晒した」で良いのではないでしょうか。いずれにせよ、感情的に思える、この名刺晒しは悪手だと言わざるを得ません。
狭量だというイメージを持った方も多いでしょう。政治家たるもの、もう少し大きな度量で受け止めた方が藤田代表にとっても日本維新の会にとっても逆にプラスに働いたのではと感じています。国会ではこの件について野党から追及を受けるでしょう。清濁併せ持つ自民党にとって、維新との連立がNHK党と同様、足かせになる気がしてなりません。(文@編集部)















