山口達也に「あんたビョーキだよ」 視聴者の気持ちを代弁したTOKIO松岡昌宏|久田将義
山口達也が女子高生に強制わいせつ行為で書類送検後、不起訴になりました。
キャスター小倉智昭さんが「最近の女子高生は大人っぽい。制服を着ていないと分からない」と発言していましたが、そういう考え方で過去幾多の芸能人が反省・謹慎・処分されてきたのでしょうか。怖い考え方です。こういう大人はたくさんいると思われます。
未成年の皆さん、気を付けてください。
さて不起訴前に山口達也が会見し、TOKIOが5月2日午後、謝罪会見しました。印象に残ったのは城島茂と松岡昌宏でした。ポイントになったものをいくつか挙げます。
まずリーダー城島茂が山口達也の「戻れるものなら戻りたい」旨の発言に「あり得ない。何考えているのか」ときっぱり(このセリフは「週刊ニュースリーダー」で)。ちなみにネットでは「噛みながらも良かった」というコメントがありましたが、「噛む」と議論で負けているかのような風潮はバカバカしく、噛んでも噛まなくても、呂律が回っても回らなくても議論が正しいか正しくないかには、関係ありません。
それから、松岡昌宏が30日に5人で集まった際、「あんたビョーキだよ」と言った点です。アルコール依存症ではないか、しかし診断はアルコール依存症とは記していなかった、という事です。
城島茂も「酒臭くして、現場に来た。収録に支障きたした事もあった」という発言。これほどなら、ディレクターやプロデューサー、マイクをつける音声さんなどのスタッフにも知れ渡っていたと思われます。露見するのも時間の問題だったでしょう。
松岡昌宏が最も一般社会に沿った発言をしていました。「会見よりもまずは被害者の方、被害者の家族にどう謝罪するかが大事」というのは、見ているこちら側も自戒を込めなければと思わせるほど説得力がありました。
また、山口達也が「退職願」を城島茂に出したとの事ですが、これについても「逆の立場だったら同じ事を出来るのか」と松岡昌宏は詰め寄ります。それはそうでしょう。契約を結んでいるのはジャニーズ事務所です。一般の会社でもそうです。職制上の上司に退職願・退職届は出すべきで、同僚・先輩に出しても出された側は困るだけです。
ところで城嶋茂は「ガチンコBE-BOP予備校」で出場者の元ヤンキーの受験生に言い合いになり、激怒。「芸能人だからって関係ないぞ。男としてムカつくわ」と怒鳴っていたのは台本ありきとは言え、ここは本当だったと思いました。また、キャバクラ嬢にも評判が良いという六本木情報も好感が持てます。
という事で、メリー喜多川副社長が「ウチのトップはマッチ」と言ったセリフは有名ですが、今後のジャニーズ体制は、自伝「カワサキ・キッド」で自分の貧困の生い立ちを書いた苦労人・東山紀之が社長で、会見を見る限りでは城島茂・松岡昌宏が副社長か取締役が良いのではないか、と個人的に感じた次第です。(文◎久田将義)