新宿区の公園に毒性の強い植物が植えられている! お母さんたちの苦情を受け区へ問い合わせてみた結果…

う〜ん、あえてコレでなくても…

しかし、その後にキョウチクトウに対し、どういった対応をとるかということに関しては「具体的にどういうことをするのかということは、現時点では申し上げられません」とのことでした。

また職員の方は「(毒性を)把握していたかどうかということは分からないんですけども、(公園を)作るにあたって、検討はされたんじゃないかと思うんですが。(木を)舐めることまでは想定はしてないと思いますので」「背が高いじゃないですか、キョウチクトウって。だからそれは、そういう(舐める)ことをされるっていうことは想定してないですね」とも仰っていました。

新宿区の東部公園事務所にも問い合わせた

その後、対応してくださった職員さんに、苦情が来ているかどうかに関しては新宿区の東部公園事務所に確かめてみたらいいと勧めていただいたので、今度はそちらにお話を聞いてみることに。

対応してくださった事務所の方にキョウチクトウが危ないという報告が編集部に寄せられた旨を話し、こういった苦情は初耳かと質問したところ「やっぱり(毒性を)心配される方はいらっしゃいますね」とのこと。しかし、キョウチクトウをかじるなどといった現実的でない行為を心配して、人体に危ないと一般的に言われているような植物を片っ端から処分するなどの判断を早急にしてしまうのは「なかなか厳しいものがある」とのお答えでした。

とは言いつつ「(キョウチクトウは)たしかに毒性が強いんで、アレルギーを持っているお子さんがあれば、そのへんはちょっと危険ということも考えられます」とも仰っており、「あまりにも(キョウチクトウが)多くなりすぎるようであれば、うちのほうで剪定かけて小さくすることができますんで。だからそのへんは微妙なところ…。だから皆さんが非常に危ないということで、ちょっとでも子どもがかじると危険だからってことであれば。そういう声が上がるんであれば、私どもでも伐採とかそういうのも考えざるを得ない」とも仰っており、普段からキョウチクトウが大きくなりすぎないように、常に気をつけてはいるとの回答を頂きました。

みどり公園課、東部公園事務所ともに、かなり丁寧に応対していただき誠にありがとうございました。

札もしっかりと貼ってありました

キョウチクトウは暑い時期に長い間、キレイな花を咲かせるとして全国的に人気のある植物であるというのはよく分かったのですが…。う〜ん、それでも万が一のリスクを考えると、他の植物に差し替えたほうが安心なのかな、と個人的には思ったりもしました。(取材・文◎小池ロンポワン)