隣県と決して仲良くせず、府内にもヒエラルキーが! インバウンドで稼ぐ京都府民のナルシズムとは

「嫌やわぁ田舎から来はった人は」(写真もセリフもイメージです)

4月8日に放送された『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)での、京都府民と滋賀県民の仲の悪さが話題になっています。

番組では滋賀県が「男性平均寿命の都道府県ランキング1位」になったことを受け、京都の地元紙が滋賀県を見習うようにと京都府民にこの件について紹介したことを取り上げました。
その後、番組スタッフは京都府民に滋賀県のご長寿ランキング1位の感想について取材をかけていたのですが、出てきた言葉は「それは田舎やから、何もないから。ストレスも溜まらへんのやと思う」「滋賀住むくらいやったら長生きしんでいい」「急に滋賀生き延びてきたやん…。来んな来んな、生き延びてくんな!」といった失礼なものばかり。
そこで番組は今度は京都が「ウンチが硬い都道府県ランキング1位」であるというデータを元に、滋賀県民に取材。すると滋賀県民も「京都の人、腹黒いからそれが便にでてるんじゃない?」「頭も固いしウンチも硬いんやな」などと爆笑していたのです。

きっと番組スタッフが「ちょっと盛り上げて辛口でお願いします」などとお願いしたのだろうなとは思いますが、それにしても凄まじかった京都府民VS滋賀県民の舌戦。実際、本当に仲が悪いのかどうかを、京都府民と滋賀県民に取材してみました!

まずは、滋賀県出身のAさん(34歳・女性)にお話をうかがってみましょう。

「私は高校時代、京都の私立の女子校に通ってたんですよ。クラスは滋賀県民3割、京都府民7割の比率だったんですけど。冬になって雪が降ると、滋賀県に雪が積もりすぎて電車が動かなくて学校行けないという何日が出てくるんですね。次の日に行くと、京都出身のクラスメートたちに『やっぱ田舎やから雪が積もるんやろなあ。休めて羨ましいわあ』って半笑いで言われて。お腹の中で『京都人、殺す』って思ってましたよ」

多感な女子高生時代に、消えない心の傷を負わされてしまったようです…。
次に、京都府出身のBさん(41歳・男性)。彼は結婚後、滋賀県にマイホームを建てたとのことですが、京都府出身だと話すと俄然ライバル心を燃やしてくる滋賀県民の人が一定数いる、と溜息をつきます。

「『滋賀県には何にもないと思ってるやろけど、京都は琵琶湖に生かされてるんやからな!』と謎のマウンティングをしてくるんです(笑)。滋賀県は京都に比べて自然は多いし、ゆったりとした雰囲気が魅力。僕は地元より滋賀のほうが好きなんですけど、いくら言っても信じてもらえません」

また、京都府民のCさん(28歳・女性)は「正直、京都府は京都の中でもヒエラルキーがある」とぶっちゃけます。

「京都府の中で、一番えらいとされているのは京都市民。その京都市民の中でも格付けがあって。一番は平安京のあった洛中といわれる区域で、その中でも御所がある上京区が一番です。京都出身の芸能人といえば宇治市出身の安田美沙子さんや、伏見区出身の倖田來未&misono姉妹さんがいますが、洛中の人たちは安田さんや倖田さんのことを『伏見区やから京都人やないわ。ほんで、宇治市は論外』と一笑してましたよ。我が地元ながら選民意識丸出しの人が多くて恥ずかしいですが、これが現実です」

滋賀県のみならず、大阪府とも仲が悪いことで有名な京都府ですが、内輪揉めまでしているとは驚き。どことも仲良くできないのは自業自得といえるのかもしれません…。(文◎小池ロンポワン)