児童ポルノで摘発された教員が昨年の2倍 メディアが伝える“子どもを狙う性犯罪者”は氷山の一角
学校崩壊が加速している。と言っても、キレる子どもやSNS世代が起こす非常識の話ではない。子どもたちを指導・教育する立場の教員たちの話だ。
6月2日の時事通信によると、警察庁が昨年1年間、児童ポルノで摘発した教員の数が47人にものぼったという。これは前年比で2倍以上というから、増加率でいえば相当なものだ。
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その内容は、単純所持が23人、製造が13人、トイレや更衣室を狙った盗撮が9人。盗撮のほとんどが勤務先、つまり学校内で行われていたことを考えると、当事者の児童・生徒やその親はさぞかし憤懣やるかたないことだろう。また、児童買春でも18人が摘発されているが、男女比、あるいは対象が異性か同性かまでは、今回の調査では詳らかにされていない。
今回摘発された47人という数が多いかどうかは別にして、前年比で2倍というのはやはり異常数値と言わざるを得ない。摘発された数が47人なら、摘発されなかった数字はその数十倍に至る可能性はあるし、さらにその数十倍以上、児童ポルノに関心を持つ教員もいるかもしれない。