カラテカ入江氏の芸能人生を奪った暴力団排除条例とは フライデー爆弾“第二の矢”が恐ろしい

「実話時代」のようなヤクザ専門誌は、内容を変えるよう余儀なくされるか、廃刊に追い込まれました。僕の聞いている範囲では、銀行が版元に融資を渋るからという理由が最も大きいということでした。これは出版社にとっては痛手です。出版不況の現今、銀行が手を引いたらその会社は持ちません。では、ヤクザ雑誌をなくすしか術はないということになります。

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さて、カラテカ入江慎也氏が付き合いをしていた「会社」は実質、振込詐欺グループだった訳です。

振込詐欺グループは現在は準暴力団で構成されているケースが、ほとんどと見られています。準暴力団は、暴排条例施行によって出来た概念であり名称です。警察庁が2013年に関東連合、怒羅権、太田連合を「準暴力団と規定する」と発表。国家公安委員会が広域指定暴力団と「指定」するのではなく、一行政機関の警察が規定出来るという点で大きな違いがあります。

暴排条例の施行は「人権的にどうなのか」という問題と「誰がヤクザか分かりにくくなった」為、取り締まりにくくなったという大きな課題を残しましたが、それはまた別に論じます。

準暴力団はおおざっぱに言ってしまえば、