ミステリー小説の犯人の名前をAmazonレビューに書く妨害行為が多発 なぜAmazonは作者の削除依頼を聞き入れないのか?
Amazonレビュアーを名乗る人物は、今回の件について自身のTwitterで『敢えて放っておいたんだが……他人を炎上させるつもりで自分にまで火をつけてどうするんだか。もう知らんぞ』『声の大きさに任せて押し通そうとする相手には「無視」が第一選択肢』と反応していました。
某氏の打切り巻のレビュー、発売から一ヶ月近く経ってから書いた出遅れ過ぎた代物で普通は「参考になった」なんか入らんのだが、ここ2日ぐらいで9票も入ってるし。こういう事になるから敢えて放っておいたんだが……他人を炎上させるつもりで自分にまで火をつけてどうするんだか。もう知らんぞ。
— ヤボ夫 (@amareviewer) June 21, 2019
こうしたAmazonのレビューにミステリーのネタバレを書く行為については、
「推理小説の犯人ばらすのは!だめでしょ!」
「Amazonのレビューの本来の目的は『その商品を買うか否かの判断材料にする』だと思うので、そのシステムで商品価値が損なわれるのはなんか矛盾がある気がする」
「レビュー内で犯人をバラすことで作者だけじゃなくてこれから読む筈だった人の利益まで損なってるわけで、”なあ、レビュー欄って何のため、誰のためにあるのか解ってる?”って話なんだよな」
「作者が気の毒だと感じると同時に、個人的には”少しでも読むつもりがあるなら先にレビューなんか見るべきじゃない”と思う。」
「作者に対する悪意とかでやっているのでは無いなら、単純に本の感想を述べる才能が絶望的に無いだけなのかもしれない」
「ミステリーの犯人をネタバレするって営業妨害もいいところだわ。個人ブログならまだしもアマゾンて。最低。」
「最低限タイトルで”※注意!ネタバレ有り!”と明示ぐらいはしておくべき」
「知ってしまったら知る前には戻れないので、誰でも見られるところでネタバレぶちかますのは控えめに言って迷惑。」
といった意見が寄せられていました。
その後、綾崎さんはAmazon側にレビュー削除の直談判をするも、聞き入れてもらえず、
『Amazonのレビューに、嘘、ミステリーの犯人、トリック、結末を書き込まれても、削除されることはない。レビューした方に削除を拒否された時点で、耐える以外にないと、今回、学びました。僕以外にも苦しんでいる人がいることを知っています。何も出来なくて申し訳ありませんでした』
としていました。そのレビューは今も残ったままです。それにしても一番不可解なのは「発行元」の出版社は何も対策を講じていないのか? ということですね。(文◎絹田たぬき)