堀ちえみさんを痛烈に叩くニュースサイトの「元ネタ」が判明 引用できないほどの汚い言葉|春山有子
2月19日10時、タレントの堀ちえみさんが口腔がんの一種である舌がんを患っていることを、自身のブログで報告。ステージは4で、左首のリンパにも転移しており、22日に手術が行われるといいます。
その反響は大きく、ブログには4000件以上の応援コメントが並んだほか、この話題を取り上げたテレビ番組「バイキング」(フジテレビ系)では、出演者の松嶋尚美さんが「これはかわいそうすぎる」と号泣しながらコメントしました。
そんななか、同日10時。
<堀ちえみ、「まさかのヘリで温泉旅行」驚きの誕生日報告に批判殺到のワケ>
ニュースサイト「デイリーニュースオンライン」が、上記事をアップ。堀さんのブログ記事と同時間にアップされていることから、舌がん判明前にアップした可能性が高いと思われますが、「知らなかった」では済まれさない悪意を感じる人も、少なくないのではないでしょうか。
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同時に、同サイトは今年に入り”掘さん叩き”記事をたびたび発信してきたことも判明しました。
記事の構成はテンプレートがあるようで、
堀さんがこんなブログを書いた → それについて、「非常識」「信じられない」「嘘くさい」「また自慢か」「スプーンが汚い」などの声が寄せられた → 「そう言われないために気をつけたほうがよさそうだ」と、上から目線のアドバイスで締め。
批判の声は、掲示板サイト「M」の<アンチ堀ちえみスレッド>から引用していることがうかがえます。
手法的には、一昔前にニュースサイト界隈で流行った辻希美さんバッシング記事の構成とまったく同じ。現在、「デイリーニュースオンライン」の批判記事の標的となっているのは、辻さんと堀ちえみさんをはじめ、浜崎あゆみさん、misonoさん、ダレノガレ明美さん。
同様に、本人のSNSに投稿された「賞賛の声」で構成されているのは、長谷川京子さん、成宮寛貴さん、熊田曜子さん、紗栄子さん、橋本環奈さん、水原希子さん、梨花さん、山田優さん、藤田ニコルさん、深田恭子さん、西内まりやさん、スザンヌさんなど。
そして賛否記事には、工藤静香さん、剛力彩芽さん、平子理沙さん、木下優樹菜さんなどが使われています。
批判部門では、わかりやすくターゲットになっている芸能人がいることがわかり、それはまるで、「こいつはいじめても何してもいい」とレッテルを貼られたクラスメイトに対し、いじめ主犯格の顔色をうかがいながら陰湿にいじめを煽るキョロ充ーーの構図と似ているではないですか。
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さてたしかに、批判記事をあげれば喜ぶいじめ主犯格こと「M」の、アンチ堀さんスレッドはえぐい。弊サイトでは引用したくないほどの口汚い罵りで溢れており、なかには舌がんを患ったことについて、
<常日頃の罰当たり 常日頃の罰当たり 常日頃の罰当たり>
と3回も繰り返す病的な怖ろしさをはらんだコメントも。一方、19日以降のほとんどは、
<アンチだけど、それは今置いておいて、ステージ4って、ヒドイね>
<今日のブログを読んでさすがに気の毒で涙してしまいました。ここで今まで悪口叩いてごめんなさい>
<ちえみさんのことを好きか嫌いかは別にして今日からは、ちえみさんの批判をすることをやめます>
など、これまでの行いに良心を痛めているコメントも目立つようになりました。まるで、これまでクラスの女子全員で徹底的に無視していた子が転校するとわかった瞬間、放課後、自分たちの居心地の悪さを払拭するために、「今までごめんね……」「ごめんね……」「ごめんね……」「手紙書くからね……」「今度一緒にプリ撮ろうね……」と、なんなら泣きながらその子を取り囲むあの現象とそっくり。泣きたいのはその子だっつうの。
「デイリーニュースオンライン」は、これも記事にするのしょうか?
<堀ちえみ、「まさかの舌がん」驚きの報告に応援の嵐「今まで悪口叩いてごめんなさい」>
といった感じでしょうか。
PV数稼ぎの安易な叩き記事で、一線を超えてしまった「デイリーニュースオンライン」。今後は気をつけたほうがよさそうだ。(解説◎春山有子)