ラグビーワールドカップ開催 怪訝されていたタトゥー問題はどこへ?|久田将義

タトゥーを嫌悪する人は一定層います。特に、日本では「=ヤクザ」を連想させるので、高齢の女性などは嫌がる傾向があるようにも思います。あくまで傾向として、です。しかし、ヤクザの和彫りとタトゥーは全く違うジャンルと言ってもよいでしょう。最近は和彫りっぽく入れるタトゥーも流行っていますが。

海外チーム、特にヨーロッパのタトゥー選手たちはイングランド、フランス、アイルランド、スコットランド、ウェールズは多数います。また、南半球のニュージーランド、フィジー、サモアなどのタトゥーはトライバルと言われ、いわば伝統そのものとも言えます。

選手だけではありません。21日の東京スタジアムのフランス対アルゼンチン戦では、自国を応援する為に来日した外国人客もタトゥーを入れた人が、たくさんいました。

東京スタジアムには多くの海外客が

日本ではタトゥーはテレビ放送で自主規制されています。人気商売の芸能界ではもちろん、御法度です。政治家も当たり前ですが、そうです。因みに、ワイドショーで「ロイヤルファミリー扱い」されている小泉進次郎議員の曾祖父、元逓信大臣小泉又二郎氏は刺青を入れて、港町・横須賀の荒くれ者をまとめていました。ロイヤルファミリーとは正反対のアウトローの家系です。

タトゥー好きな人にとっては、「面倒くさい」「何で?」という疑問を持つことでしょう。

参考記事:ピエール瀧容疑者をかばうあまりの「コカイン堂々とやろう」と言ってしまう風潮のダサさ|久田将義 | TABLO