北九州最大級とも言われる人気風俗店が摘発 見過ごされるような事件に「おやっ?」と感じる人々

同紙によれば、56歳の経営者と女性を含む従業員6人が逮捕。逮捕容疑は今年3月から4月にかけて、女性従業員が売春行為をすることを知りながら、場所を提供したことである。

ソープランドの仕組みを知らない人のために説明すると、タテマエとして客は「入浴料」を支払って“浴場”に入り、そこで女性従業員に背中を流すなどのサービスを受ける。従って、その過程で客と女性従業員の間で性行為などはあっても、それは自由意志であり、そこに発生する金銭も店は無関係ということになる。

実際、客は「サービス料」を女性に支払うのだが、多くの店ではその分が女性のギャランティとなっている。形式的にも金銭の動きを分け、お上に摘発されないよう保険をかけているのだ。

もちろん、警察もそんなシステムは百も承知。しかし、あまたの新興風俗とは違い、赤線以来、もっと言えば遊郭以来の伝統として黙認しているのが現状だ。そんなソープ、しかも北九州最大級とも言われる人気店がなぜ摘発されたのか?

参考記事:京アニ放火事件被害者の実名報道問題 忘れてはならない2017年12月に発生した「さいたま風俗ビル火災」を | TABLO