いまだ行方不明 富士山登山を生放送していたニコ生配信者が滑落か 軽装で登山初心者だと推定
【富士山は高山である事】
僕は三才ブックスという出版社に勤務していた頃、「富士山で全国のラジオをどれだけ受信できるのか」という実験を行いました。五合目でテントを張り一晩かかって実験を行いました。
結果、AM放送は北朝鮮放送や国内では青森放送まで受信出来ましたが、その夜が酷かった。雨、風が凄い強さになりテントを張っていたのですがテントが飛ばされ。八木アンテナ(皆さんの家の屋上などにあるトンボのような形のアンテナ)が風で曲がっていました。五合目が「この状態」ですから山頂ではどんな事になっていたか。ですから、僕はそれ以来、富士山には登っていません。
【配信者の行動の是非】
この行動はいわゆる、「自己責任論」の範疇に入ると思われます。雪山で遭難する人がいる度、自衛隊や警察のヘリが飛び救助される模様が報道すると、「そんな山に登った人が悪い」という論調になります。確かにそういう事も言えます。危機意識かが低いケースもあるでしょう。が、人命は助けなければなりません。そして救助されたならば、心から反省して頂きたいと思います。
【配信者だけでないYouTuberの無茶】
以前、ニコ生配信者が自宅で花火をし、消防車が出動するハメになった事もありました。配信中に刃物を振り回し逮捕された人もいました。これも十年くらい前から言われている事でうんざりなのですが、過激な事をすれば登録者数が増えるという風潮。YouTubeの場合、あまりに過激だったり法令に抵触したり、差別を目的としたような番組はBANされるので、無くなってきましたが、未だに差別だけでなく名誉棄損的内容の配信は残っているようです。
ともあれ、「山は絶対なめてはいけない」。そして「富士山は大変危険である」これは肝に銘じてほしいと強く思うと同時に遭難した配信者の無事を祈るばかりです(画像はニコニコ動画より)。(文◎久田将義)
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