みかじめ料5万円を脅し取った指定暴力団幹部容疑者 追い込まれたヤクザが見せた“決意”

いまだに「みかじめ料」から抜け出せない店は多くあるのではないか(写真はイメージです)

やはりと言うべきだろう。暴力団対策の迷走により、日本の治安悪化に拍車がかかっている。それを象徴するような事件が立て続けに起こった。そのひとつは、10月28日までに警視庁組織犯罪4課に恐喝容疑で逮捕された、指定暴力団住吉会系組幹部H容疑者(50)による「みかじめ」強要事件だ。

10月28日の時事通信によれば、H容疑者は今年8月から9月にかけて豊島区内の歩道上で、43歳の風俗店オーナーの男性からみかじめ料名目で5万円を脅し取った。そして、ここが問題なのだがオーナー男性は支払いをしたあと、都の改正暴力団排除条例が記載されたチラシをたてに以降の支払いを拒否する。しかし、H容疑者は「払っていると警察に言わなければいいだけだ。次もちゃんと持ってこい」と強要したというのだ。

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