反骨の「ブリーフ裁判官」 安倍総理とその仲間達の集まり『桜を見る会』を痛烈批判

以前から、岡口裁判官のTwitter上での投稿は問題視され、昨年インターネットへの投稿を理由として裁判官が懲戒を受ける最初の事例となっています。2018年10月17日、分限裁判において最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は、14人全員一致の結論として岡口裁判官を戒告とする決定を出しています。

「岡口裁判官事件は、2019年11月10日に実施された行政書士試験にも出題される等、注目されています。その翌朝にこの投稿ですから。弾劾裁判を控えているような状況にもかかわらず、与党議員を挑発するような投稿は痺れますね。三権分立が形骸化したと言われる中、身体を張って、政治に物申す裁判官は希少ですね。

最高裁判所長官は、内閣の指名に基づき、天皇が任命。最高裁判所の裁判官は内閣が任命し、天皇が認証する。結局のところ内閣のお気に入りでないと最高裁判所の裁判官には就任できないお友達人事が実情です」(法律事務所関係者)

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分限裁判をうけて、岡口裁判官を裁判官弾劾裁判所に訴追するかどうかの判断を示す予定の国会の裁判官訴追委員会(委員長・田村憲久衆院議員)は2019年6月25日開催予定でしたが、前日に延期が発表され、新たな日程は決まっていません。

訴追委は衆参各10人の国会議員で構成されます。衆参各7人以上が出席した本委員会で出席者の3分の2以上の賛成があれば、訴追され、国会の弾劾裁判所が罷免するかどうか決めることになっています。(文◎安倍しんのすけ)

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