帰省しない人必見 ここは人類の実家か!? 誰もがホッとする“家すぎる居酒屋”で一杯やってきた!|Mr.tsubaking

知らない人の家の仏壇までも……

それによると、西新宿の立ち飲み屋の店長をしていたそうで、その店は一緒に行った私の友人も知っている人気店だった。しかし、糖尿病で店をたたむことになりこの自宅に戻ったが、料理を食べてもらいたいという情熱は冷めず、自宅をそのまま居酒屋にしてしまったという。

この日の料理は、ニシンの昆布巻き・マグロの皮の酢の物・刺身盛り合わせ・ウインナーと里芋のチーズ焼き・車麩の玉子とじの5品。さすが人気店を支えた腕前でどれも美味しい。しかも刺し盛りは、数人前にも思えるような量が出てきて、これで2000円とは信じられない豪華さだ。

また、店主の手が空いていてその日に仕入れがあれば、単品のメニューも注文できる。この日は美味しい牡蠣が手に入ったとのことで、いただくことにしたらこれもまた大粒でプリプリとした食感が美味い。

日本酒を注文すると、一般的なお店であればコップの下に敷いた升にまで酒を溢れさせるのが作法だが、ふくはら亭で日本酒を頼むとコップの下の升のもう一つ下に皿が敷かれ、皿にまで酒を溢れさせるという大盤振る舞いだ。