元国民的アイドルに清純派アスリートが薬物使用か なぜ逮捕前に情報が出る「疑惑の芸能人」は逮捕に時間がかかるのか

芸能人の薬物疑惑を巡ってはほかにも、様々な名前が取りざたされてきた。大物俳優に元アイドル歌手、そして「清純派」のイメージが強い女性アスリートの名前は昨年摘発された沢尻エリカ、前出の元国民的アイドルAにも増して衝撃的だ。

ただ、芸能人の薬物使用は噂こそ絶えずとも、なかなか摘発には至らないのは周知のとおりである。そして今年、捜査機関がクリアすべきハードルはより高まっていると、薬物事件に詳しいフリージャーナリストは指摘する。

 

「昨年は麻薬取締法違反で起訴された沢尻をはじめ、ピエール瀧(麻薬取締法違反罪で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決)、元KAT-TUNの田口淳之介(大麻取締法違反罪で懲役6月、執行猶予2年の有罪判決)と衝撃的な事件が続いた。さらに、お笑い芸人らの『闇営業』問題も余波が大きく、芸能人も所属事務所もかつてなく緊張している。捜査機関がシッポをつかむのも難しくなっているかもしれません」

 

薬物事件は多くの場合、覚せい剤やMDMA、大麻などの「所持」で現行犯逮捕され、尿鑑定などで陽性反応が出れば「使用」で立件される流れを辿る。

しかし、尿中の残存期間は覚せい剤の場合は概ね3~6日、MDMAならば3~4日だ。毛髪にはいずれも90日ほど残るが、これでは被疑者が正確にいつ使用したかを特定しにくくなる。

 

参考記事:信じられない… あの元国民的アイドルの薬物疑惑 逮捕されれば酒井法子さん以来の超ド級スキャンダル | TABLO