ZOZOTOWNから退会者続出か 「高額納税者党を作れ」の傲慢発言で大炎上
株式会社スタートトゥデイのコミュニケーションデザイン室長である田端信太郎氏がSNSで発した、
誰か、高額納税者党を作ってほしい。少数派を多数派が弾圧する衆愚主義じゃないか。
(https://twitter.com/tabbata/status/972264293096833025)
という問題発言に多くの人が怒りの声をあげています。
株式会社スタートトゥデイとは人気のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営しているため、Twitterでは現在、『#ZOZOTOWN退会祭り』 というハッシュタグが作られ、トレンドの4位にランクインするほどの炎上になっています。
この田端氏の発言は、日本経済新聞電子版の『日経ビジュアルデータ』が発表した「2016年に源泉徴収で所得税を納めた給与所得者は4112万人で、納税額は9兆418億円になります。このうち49.9%にあたる4兆5167億円分を、給与所得者全体の4.2%に過ぎない「1000万円超」の人たちが負担しています。」というデータを引用してのものでした。
SNSでは、
「顧客をバカにしている」
「社会に利益を還元しないだろう会社にはお金を使いたくない」
「利用者の多くは若者なのにこの発言!?」
「同じ会社にこういう発言をする人がいたら恥ずかしいと思う」
「現実を知らなすぎる」
「高額納税者だけのサービスとして頑張ってください」
と、退会者が続出しています。
「おにぎり食べたい」と日記に書き残した男性が餓死で亡くなった事件、ガスと電気が止まったマンションで姉妹が病死・凍死をした事件、生活保護の申請が通らなかった男性が孤独死していた事件、家賃が払えず強制退去を目前に母親が娘を殺害した事件、奨学金を背負う貧困若年層、ネットカフェに暮らしながら日雇いの仕事を探す若者……これらは大昔の話ではありません。現在の日本の状況です。
田端氏の視界にこういった現状は入っていないのでしょう。
明日は我が身、人生はいつ何が起こるかわからないのです。会社や企業、多くの人をまとめる立場に就く方は、どうか想像力を持っている方であってほしいものです。
ちなみにわたしもZOZOTOWNを退会して意思表示を示したいのですが、そもそも入会をしていませんでした。(文◎編集部)