小学校校長が女児盗撮、児童の母親と肉体関係……乱れきった教師のわいせつ行為をデータで見る

データを見ると、平成23年の170件から年々増加していて、平成28年では年間で226件のわいせつ行為等による処分が実行されています。約98万人の在職者のなかで226件という数値が多いのか、少ないのかは判断に迷うところですが、被害を受けた子どもや親にしてみれば、数の問題ではないというところでしょう。

また、参考として警視庁の「犯罪統計」から日本全国の「わいせつ事件」の認知件数についても調べてみました。全体比率は、統計局「日本の統計」の「人口の推移と将来人口」というデータの「15~64歳の人口(生産年齢人口)」を基に算出していますが、こちらの全体比率は教員と違って平成23年からほぼ横ばいという状況でした。

教員にとって、性犯罪は一般人に比べてリスクが高いはず。それなのに増加しているという現実はいかがなものでしょうか。「教師も人間」という論調は確かに真実だと思いますが、きちんと自制している教師もたくさんいることを考えれば、それをもって免罪符にはなりませんよね。(取材・文◎百園雷太)