米朝首脳会談でジョークを飛ばすトランプ大統領に金正恩が目をそらしてしまった瞬間
6月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談。
トランプ大統領が記者たちに「二人を痩せたハンサムに撮ってね」と、彼特有のジョークを飛ばした際のことである。
金正恩委員長はリアクションに困ったのか目を泳がせ閉口し、その場に白けた空気が流れてしまった。
https://www.youtube.com/watch?v=xzcaHa80i2Q&feature=youtu.be
さらに共同声明のサインの後、記者会見の場に登壇したのはトランプ大統領一人だった。金委員長は共同声明にサインする前に二言三言コメントし、サインするとそそくさと退場し、そのまま帰国してしまったのだ。
北朝鮮では首脳の記者会見などないし、そもそも官製メディアしか存在しない。会見場にいる欧米の記者たちの鋭いツッコミに対し、金委員長がアドリブで応対するには色々と「キャパオーバー」なのだろう。
金委員長の姿が生中継されたのは、今年4月の南北首脳会談が初めてのことだ。若干34歳の「閉ざされた国のリーダー」は、まだ経験不足なのかもしれないが、今後も表舞台に立って、そのうち記者会見にも果敢に挑んでほしいと思う。
閉ざされた北朝鮮の扉を開くことこそが、かの国の暴走を予防することになるのだから。(文◎李ソヨン)