hagexさん刺殺事件で学ぶ事 言論の自由とは何か|久田将義

ネット言論について検証するのも必要でしょう。と、いうより「言論の自由」とは何かという視点から論じるべき問題と思います。

拙著「生身の暴力論」(講談社現代新書)でも指摘しましたが「言論の自由」とは残酷なもので、「何を言っても良い。その代わり何を反論されても良い」というのが極論であり原則で、「反論の向こう側に暴力があるかも知れないという想像力が必要」と記しました。

原則論として「低能先生」と記した岡本さんに罪はなく、「やった奴が悪い」のです。

差別用語でさえも実は、言論の自由に類されます。が、その後に「名誉棄損」などの刑罰が待っています。「何を言っても良いが、何をされても良いという覚悟と認識」がネットでも紙媒体でも言葉でも必要とされる時代です。

続いて。