国内最大の風俗街「吉原ロックダウン」 現役コンパニオンが本音「超濃厚接触を拒まずに来る感覚が理解し難い」
「次亜塩素酸水噴霧器ってなに?」。ある日個室にそんなものまで置かれて、日に日にコロナを意識せずにはいられなくなりました。お店の売り上げも過去最低に落ち込み、予約のお仕事だけ済ませて帰宅するコンパニオンがほとんどとなりました。
なにしろ待っててもフリーで来る方もほぼいなくなり、待つだけ時間の無駄ですから。毎年2月から確定申告が終わるまでは暇ですが、今年は例年の半分も稼げませんでした。
高齢者に続き、家族持ちや仕事上病気をひどく気にする方、地方からのお客様と、どんどん来店を控える人も増えていく中で、何事もないような顔で集客の写メ日記をあげることに、わたしも罪悪感を感じてきました。
三月半ば吉原の目抜き通りは送迎車もほとんど稼働せず、かつて見たことのないほど静まり返っていました。「コロナが怖い!」と、都知事の自粛要請以来、お客様からのご予約のキャンセルも続発、フロントの予定表はほぼ白紙の状態で……。
勿論コンパニオンも一般の予約を取らず、常連様だけ接客可としたり、しばらく店からお休みをもらう人もでてきました。貯金があれば休めますけどね、シングルマザーや訳ありの女性はとにかく仕事を続けるしかなくて、4月半ばの都の要請でお店を閉めるギリギリまで「来てくれたら嬉しいー!」と、半分破れかぶれで出勤していたのかも。
参考記事:“愛の行為”でコロナは感染するのか? 『NY衛生局』や『BBC』が発表した「最も危険な“性的濃厚接触” 」とは? | TABLO