さよなら岡江久美子さん「きれいな顔だった」大和田獏さんが“ガラス越し”に最後の対面 平成の母を殺した新型コロナウイルスはかくも恐ろしい

芸能一家の「大和田ファミリー」の母として

 

<お母さんが亡くなったような気持ち>

 

そんな声が日本中から聞こえてきました。

17年もの長寿番組となった『はなまるマーケット』(TBS・1996~2014)では、日本の“主婦の代表”として薬丸裕英とともに司会もこなし、2007年に「放送ウーマン賞」を受賞した際には、「旦那のお母さんには評判が良いんです」とおどけた岡江久美子さん。「本当はもっと悪女も演じたいんですけど、もうオファーは来ないかな」と笑った愛くるしさは、日本の“素敵な女性”像も体現していました。

1975年に『お美津』(TBS)で主演デビューしてから女優の道を進んでいた岡江久美子さんは、プライベートでも妻となり、母となりました。

 

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岡江さんが俳優の大和田獏さん(69)と結婚したのは37年前の1983年、馴れ初めはNHKで放送された国民的番組「連想ゲーム」でした。その年に授かった娘の大和田美帆さん(36)は、母と同じ道の女優を選びました。

世間では「おしどり夫婦」「仲良し家族」として、時には大和田獏さんの兄の俳優・大和田伸也さんも交えた芸能一家の「大和田ファミリー」として、広く知られていました。

岡江さんが実際に「夫婦円満の秘訣」を取材で聞かれた際にこう答えていました。

「夫とは家の中ではすれ違いですよ。私が2階に行けば、夫は1階に行く…そんな感じ。それが長続きの秘訣かな」

昨今では、世間に対して理想の夫婦像を演じる芸能人が多い中で、岡江さんは明け透けに「そんなにベタベタしてないですよ。普通の家庭じゃないかな」と、飾ることのない家庭の姿を伝えていました。

どこにでもいる普通の家庭…その夫・大和田獏さんと娘・美帆さんが、岡江さんが亡くなられた直後に連名でコメントを出しました。