明石駅前で公共の喫煙所でタバコを吸っていたとしてタクシー運転手を出入り禁止に またもや禁煙・喫煙論争に

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 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、東京都内の飲食店には厳しい喫煙規制が設けられるなど、喫煙者にとっては厳しい向かい風が到来となっている。
 増税による値上げや、減少し続ける喫煙スペースといった逆風がありながらも、喫煙という茨の道を突き進むものも一定数いる。

 そんな喫煙者にとって喫煙のタイミングは至福の時間であり、日常的に利用できる喫煙スペースの確保は重要な問題。
 このような環境下、兵庫県明石市の明石地区タクシー協会に所属するタクシー運転手3人が、昨年8月に明石駅前に設置される公共喫煙スペースでたばこを吸っていたことが判明し、同駅ロータリーを1カ月間「出入り禁止」処分になっていたことが報じられ大きな話題に。

 付近のタクシー運転手には加盟するタクシー協会から駅周辺にある公共の喫煙所を使わないよう指導があり、これを破った場合「1カ月間の乗り入れ禁止」という罰則の明記も確認されたため、「事前に知ってたなら我慢しなかった方が悪いよね」「禁煙しろよ自分のためでもあるんだぞ」「ロータリーで順番待ちしてる車列の一台がタバコ行ってて動かなかったら邪魔だろう」といった声も大きい。

「やりすぎだろ」
「息苦しすぎワロタ」
「なんでも過剰な反応は気持ち悪いわ」
「非喫煙者しか雇うな」
「喫煙する権利はあるぞ おまえらヒステリック過ぎるんだよ」
「駅前の管理者(かな?)は許可してるけど、協会は禁止場所としてる。つーか単に余所の喫煙場所で吸えばその場所の管理者も協会も文句垂れないんだけどねぇ」
「明石駅やぞ? ロータリー詰まるほど人も車もおらんで」
「裁判おこしてみてほしいわ」
「法的な拘束力うんぬんを言っても無駄。学校の校則だって、法的な拘束力は無いけど停学や退学が普通に行われている」

 様々な声が寄せられているが、概ね喫煙タクシードライバーの落ち度を指摘しながらも、処分は行き過ぎ感が否めないのではという論調となっている。
 確かに処分に関しては、何かしら他の方法で防ぐ手立てはなかったのだろうかという思いも拭えない。
 閉塞感を感じるものも少なくない昨今、今一度マナーやルールについて考え直してみるのはどうだろうか。(文◎編集部)