バカッターの次なる流行? 他人を勝手に撮影してSNS投稿する迷惑行為「盗撮さらし」
ツイッターを舞台に相次いで起こるトラブル。かつては、バイト先でのおふざけを撮影してアップする「バカッター騒動」が話題になったが、最近急増しているのが、他人の顔や容姿を撮影して、勝手に投稿してしまう「盗撮さらし問題」だ。
このたび入手したのは、今夏に一人の高校生が掲載していたという画像だ。その少年は、電車の中で見つけた外国人を盗撮。「めっちゃ鼻でかい人いた」と書いている。画像に写っている男性は眠っているようで、盗撮されたことに気がつかなかったようだ。確かに、稀に見る鼻の大きさであり、この少年ならずとも注目してしまいそうだ。
とはいえ、盗撮していいわけではないことは当然だ。それどころか、この少年は他にも各種の盗撮画像を掲載していた。一つは、同じく電車内で、椅子の上に寝転がって眠っている男性を横から盗撮したものだ。先に見た外国人の場合とは異なり、男性の顔ははっきり写っているわけではない。
「朝からダンディー」というコメント付きで掲載されている盗撮画像もあった。こちらは片手に傘を持ち、電車内で立ったまま音楽を聞きながら眠っている(?)男性を正面から盗撮したもの。シャツの一部がズボンからはみ出している点を指してダンディーと揶揄しているのかは不明だが、男性の顔ははっきりと写っていた。
だが、この「盗撮さらし」を行っていた少年はとんだしっぺ返しを食らうことになる。信じがたいことに彼は漢字表記の本名でツイートしていたのだ。また、アーチェリー大会で優秀な成績を収め、表彰状をもらったようで、ご丁寧にその画像も掲載していた。さらに学校の平成25年度の時間割まで掲載していたことで、これらが手がかりとなって通学先まで特定されてしまうことになる。
こんな「盗撮さらし」が増えていいはずがない。くれぐれもツイッターの使用方法には注意してほしい。
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Written by 田口譲
Photo by Jorge Quinteros
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バカッターは流行に敏感。