たった一つの例外で日本が「人身売買が横行する国」と呼ばれることに!? 風俗業界が女性に優しいナイーブな理由
今回、筆者が危惧するのは、このような事件が起きると必ず、風俗業界に従事する女性たちが虐げられている、あるいは搾取されていると問題にする人々がいることだ。
まったくそのようなケースはない、とは言い切れないが、長年風俗を取材してきたものとして言わせてもらえば、風俗業界は概ね女性を大切にしている。それは、なにもフェミニズムや人間愛からくるものではなく、「大切な商品」として尊重するからだ。
そして、その商品が人格を持っている以上、いかに彼女たちが「気分よく」仕事をできるか、モチベーションを上げることが周囲の男性たちの大切な役割となってくる。冒頭にあげた金沢のケースが論外であり、風俗業に従事する男性として風上にもおけないのはそのためなのだ。
さて、筆者の危惧はけっして曖昧とした概念のみで言っているワケではない。実は風俗業界、というより日本にとってこのテの出来事が由々しき問題となる可能性を秘めているからだ。アメリカの国務省が我が国を「人身売買が横行する国」と報告するなど、海外の機関から喧しく言われて久しいが、より注目すべきは国内での動きである。
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