富士そばで『煮干しラーメン』に「紅生姜天」を乗っけてみた|ビバ★ヒルメシッ!第4回 文◎久田将義

富士そばを愛用している人は多いでしょう。僕は大学の頃、駿河台の富士そばをよく友達と行っていました。安くてそこそこ美味い。吉野家と並んで、大学生の人気店でした。僕は必ずちくわ天そばでした。そこに一味唐辛子を三回ぐらい振りかけるパターンです。

今のように寒い時期、富士そばの看板を見ると入りたくなるのは、もう致し方ありません。

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で、目についた富士そばに入りました。最近お気に入りの紅生姜天そばの券を自販機で買おうと思った時、ラーメンという文字が目に入りました。「蕎麦屋が作るラーメン」て、何かそそりませんか?
僕は池袋駅下の立ち食い蕎麦屋で食べる「蕎麦屋のラーメン」が大好物だったので、まず美味いだろうなという予想を立てていました。

でも紅生姜天も食べたかったので、乗せてみました。

ラーメンはさほど強くない煮干し味です。煮干しが嫌いな人でもちょうど良いでしょう。逆に煮干しが好きな人は物足りないでしょう。というかそういう人は煮干しラーメン店にいくでしょう。煮干しが甘く感じられるぐらいのスープです。

で、紅生姜を浸してみると、意外と紅生姜天が煮干しスープと相性が良いのが分かりました。紅生姜天を少しずつ浸しながら、細麺をすする。これはなかなかイケます。メンマもほどよいチープさです。玉子は半熟とか味つけではないのですが、そこまでのクオリティを求めるのは野暮です。

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結局完食しましたが、一つ後悔が。最後のスープになると、紅生姜の味が強すぎて弱めの煮干し味が消えてしまう事です。あくまで個人差ですが……。

一応、おすすめです。蕎麦屋のラーメンに紅生姜天のせ。

文◎久田将義