「4年に1度だけ青いユニフォームを着る系女子」の正体はポジティブ自己啓発女でした|春山有子(二岡ヲタ)
彼女たちって、一体どっからどうやって湧いて出て来てはスポーツバーで「ニッポンがんばれぇ〜」「おおさこ、はんぱないって! きゃはは〜(笑)」とやっているのかなと不思議だったのですが、わたし、誕生の瞬間を目の当たりにしました。
とあるキラキラポジティブ自己啓発系webライター(28歳)のSNSを読んでいると……。
<この前の日本戦、彼氏がわざわざ日本ユニフォームに着替えて見ていて、びっくり&かわいすぎて笑ったけど、今朝、amazonから荷物が届いて『きみの分のユニフォームを買った』と言うので超笑った。28日は着ようっと>
こうやって、着る系女子は誕生するのであります。そして決戦の木曜日。
<せっかくユニフォーム着て応援したのにィ! という気分>
と、かわいく無邪気につぶやくのですから、ああまた痰がからんだわ、かーッペッペッペッペッペ!
一方その頃、スポーツ選手専門ギャラ飲み女子はーー。
「マジやりて〜。柳沢敦とヤってた鹿島アントラーズのカキタレのあの子、マジ羨ましい」
「いや、サッカー選手って金払い悪いじゃん。わたしなんて、カラオケ屋のパセラだったし、しかもギャラ飲みのはずなのにこっちも払ったしね」
「そういえばわたしの友達は、六本木の○○○○○でサッカー選手たちにマワされたって言ってた」
「その点、野球選手はちゃんとギャラ払ってくれるし、巨人は”紳士たるもの1万円は払え”という伝統があるのか、必ず払ってくれる」
「わたしはこの前、東京ドームホテルに呼ばれて、試合後に一戦交えちゃった☆」
「キャー! 延長試合ィー!」
着る系女子が4年に1度の盛り上がりを見せるなか、ヤル系女子はいつもどおり盛っているのでした。(文◎野球大好き春山有子)